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巨人の2010年がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(最終S)で終わった。第4戦は同点の9回1死一、二塁、久保が和田に左越えへサヨナラ適時打を浴びた。アドバンテージの1勝を含め、4勝1敗で最終Sを突破した中日は、3年ぶり9度目の日本シリーズ進出。チーム再建へ、巨人は来季スタッフに前中日2軍監督の川相昌弘氏(46)、前ソフトバンク編成・育成アドバイザーの森脇浩司氏(50)の招へいを検討していることが、明らかになった。
「バントの職人」が巨人に復帰する。川相氏は90年代、確実性の高いバント技術や、堅実な守備を武器に遊撃でレギュラーに定着。04年から在籍した中日では“犠打専門代打”などで勝利に貢献した。巨人、中日で選手としてリーグ優勝9度、日本一4度。中日のコーチとして07年にCSを2位から勝ち上がり、日本一を経験した。計24年間の現役生活で通算533犠打は世界最多記録だ。
巨人は今季のバント成功率が6割4分8厘と12球団ワーストだった。1点を奪うために欠かせない送りバントを勝負どころで決められず、リーグ優勝を逃した一因となった。また、川相氏は06年の現役引退後、中日の内野守備走塁コーチ、2軍監督を歴任。バント技術の向上だけでなく、指導者としての評価も高い。
近鉄、広島、ダイエー(現ソフトバンク)などでプレーした森脇氏は96年の現役引退後、ホークスの内野守備走塁コーチ、2軍監督などを務めた。ノックの名人として知られるだけでなく、本多、川崎を球界屈指の二遊間コンビに育て上げた。丁寧な指導は川崎が「森脇さんに教わったことは数え切れない」と信頼するほど。王監督(現ソフトバンク会長)の“頭脳”としてチーフコーチを務めた06年7月は、胃の腫瘍(しゅよう)の手術を受けた指揮官の代行としてチームをまとめ、指導者としても評価が高い。
川相氏は9月28日に中日を、森脇氏は10月12日にソフトバンクを、それぞれ退団しており、招へいに支障はない。
レギュラーシーズン3位、CSは最終Sで敗れて巨人の2010年は終わったが、チーム再建への歩みはすぐにスタートする。08年オフに3年契約を結んだ原監督は続投が既定路線で、すでに決定している。来季は通算8シーズン目の突入となり、自身が師と仰ぐ故・藤田元司監督の7シーズンを超える。基礎から選手を鍛え抜く「原点キャンプ」となる秋季キャンプを、11月上旬から宮崎で行うことも決まった。挑戦者として迎える来季、新たなコーチ陣の力も加わり、一回りも二回りも成長してVを奪回する。
◆川相 昌弘(かわい・まさひろ)1964年9月27日、岡山県生まれ。46歳。岡山南高から82年ドラフト4位で巨人に入団。ベストナイン1回、ゴールデングラブ賞6回受賞。03年にはエディ・コリンズの持つ511犠打の大リーグ記録を破り、通算犠打は533。04年に中日に移籍し、06年に現役引退。07年から中日の内野守備走塁コーチに就任し、今季は2軍監督を務めた。
◆森脇 浩司(もりわき・ひろし)1960年8月6日、兵庫県生まれ。50歳。社高から78年ドラフト2位で近鉄に入団。84年に広島へ、87年に南海へトレードで移籍。96年に現役引退すると、97年からはダイエーで2軍監督、内野守備走塁コーチを歴任。09年はソフトバンクでヘッドコーチを務め、今季はアドバイザーとして顧問契約を結んでいた。
(2010年10月24日12時09分 スポーツ報知)
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