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160円の“御利益”さくら、逆転女王へ来た!

有村(右)と談笑する横峯
有村(右)と談笑する横峯
Photo By スポニチ

 スポニチ主催女子ゴルフツアーのマスターズGCレディース第2日は23日、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6502ヤード、パー72)で行われ、7位からスタートした横峯さくら(24=エプソン)がこの日のベストスコア67で回り、馬場ゆかり(27=フリー)、全美貞(27=韓国)ととともに、通算6アンダーで首位に並んだ。悩みのタネだったパットがさえわたり、2度の3連続を含む7バーディーを奪った。賞金ランキング2位の横峯はトップと約5400万円差の絶体絶命の状況から、2年連続逆転女王を目指す。

 これだけパットが入れば、笑いが出るのもうなずける。17番パー3の第3打はカラーから4メートルの下りスライスライン。最後のひと転がりで入ると、横峯はキャディーと顔を見合わせて表情を崩した。「おー、入ったって感じ。ラッキーでしたね」。12番からの3連続バーディーは3、7、9メートルを沈めた。「初日はショートが多かったので、オーバー気味に打ったのが入ってくれた」。ミラクルパットの連続で67を出し、首位に浮上した。

 チャージを引き出したのはライバルの存在が大きい。この日は昨年の賞金女王を争った諸見里、有村と同組。大勢のギャラリーがついて回り、これで燃えた。「盛り上がり?あったと思う」。9番は残り140ヤードから8Iで30センチにつけるバーディーで観衆を沸かせた。

 最終日を首位で迎えるのはマンシングウェアレディースに続き、今季2度目。昨年の6回に比べると寂しい数字だ。波に乗れないもどかしさは、行動にも表れている。昨年は1年を通してグリップの色をラッキーカラーのピンクで戦ったが、今年は一時期水色に替え、先週から再びピンクに戻した。悩みのタネのパットは、2戦前に極太グリップのパターを試した。あの手この手で流れを変えようとしている。

 昨年の最終戦の前には宮崎市内の神社を参拝。「色の違う硬貨と穴が開いている硬貨をさい銭にすれば思いが“通る”」という理由で「100円+50円+10円=160円」をさい銭箱に入れて必勝祈願をして、5打差をひっくり返す優勝で賞金女王に輝いた。今大会前にもコース近くにある神社に立ち寄り、同じように160円のさい銭を入れた。再び“御利益”を授かった格好だ。

 「久々の最終日最終組。いい緊張感に変えられるようにしたい」。優勝賞金2214万円を手にすれば、アン・ソンジュと5400万円差に開いた賞金女王争いも望みが出てくる。今年も160円の願いはかなうのか。

 ≪V確率55・5%≫横峯が首位で最終ラウンドを迎えるのは今年のマンシングウェアレディース以来19回目。過去18回中、優勝は10回で優勝確率は55・5%。

 ※最終日中止で短縮競技となった07年スタンレーレディース(プレーオフ負け)、09年ニチレイPGMレディース(第2R首位により優勝)を含む。

 ▼1位・全美貞 ショットが安定していてピンチはなかった。良いゴルフをすれば勝てると思う。(今季4勝目へ王手)

 ▼5位・成田いづみ きょうは1メートルくらいがなかなか入らなくて、パットが下手に生まれて損したと思う。あしたは楽しく回りたい。(粘ってパープレー)

 ▼12位・諸見里しのぶ 耐えたけど、思い通りにはいかなかった。でも、最後にバーディーを取ったし、あきらめません。(左脇腹痛を押して72)

 ▼53・位川岸史果 ボギーになった最後の9番は緊張して第1打を左に曲げました。父からは「あと1打、惜しかったな」と言われました。(父・良兼が応援も、カットラインに1打及ばず) 第2R成績

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