Global
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環境問題への関心を深めてもらおうと、関西学院大学総合政策学部(三田市)の学生NGO「Global
Eyes (グローバル アイズ)」が二十日、神戸市西区伊川谷町の市立伊川谷中学校で、ゲームやクイズを取り入れた環境講座を開いた。参加した約七百人の生徒は、楽しみながら現代の環境課題を学んだ。
同大で活動する四グループが集まり、昨年夏から環境問題に関する講演会を市民向けに開いてきた。中学校での開催は初めてで、講演会に参加した同校教諭が構内での開催を要請し、この日はメンバー約五十人が訪れた。
中学生らにより関心を持ってもらうため、クラスごとのワークショップ(分科会)と講演会を組み合わせた内容に。ワークショップのテーマには「野生生物の危機」
「エコライフ」 「環境保全活動」
「貿易ゲーム」 「身近にできる環境活動」などを選んだ。
「野生生物の危機」の教室では、絶滅の危機にひんした動物の名前を使ったビンゴゲームに生徒らが大はしゃぎ。続いて、担当の大学生が「多くの動物の命が危ない。これは動物だけでなく、人類の危機を示している」と呼び掛けると、熱心に聞き入っていた。
また、「貿易ゲーム」は先進国と開発発展途上国の経済的な力関係を示した遊び。生徒らは先進国と途上国に分かれ、資源や技術力を使った模擬ビジネスを行いながら、環境問題の背景にある南北間格差を学んだ。
講師が年齢の近い大学生とあって、和やかな雰囲気の講座となった。同グループでは「今後も積極的に環境講座を開いていきたい」としている。(神戸新聞、1999,2,21、p.25)
'97年の地球温暖化防止京都会議('97年12月)を目指して結成された「気候変動研究会」前
身。'97年7月末から8月上旬にかけて、京都会議の準備会議(於ドイツ・ボン)に参加。会議を傍聴し、政府、NGO関係者と会談、さらにNGOの機関誌の発行のお手伝いをし、ドイツのエコロジーについても学んできた。同年10月、第1回学内シンポジウムを開催、指導教授の講演会や学生たち自身によるコント形式での研究発表、問題提起などを行った。同年11月にもシンポジウムを開催。本年2月には、神戸市の中学校で講演会を、4月からは、エコキャンパスづくりを研究、実施して行くことを計画している。(会員30名) (RO・AD、1999,1,10、近畿労働金庫広報室)
「BLUE PLANET(青い地球)」「Global Eyes(世界の目)」……。三田市の関西学院大学神戸三田キャンパスに設立されたNGOの名称だ。地球規模の思考を持とうという意欲が、その名から伝わってくる。三田キャンパスは、開設から4年に満たないのに、伝統ある上ヶ原キャンパスを上回る4〜5団体のNGO(非政府組織)が発足している。
「三田の学生は、刺激を与えると食らいついてくる」と、Global Eyes結成のきっかけをつくった山村恒年・総合政策学部教授(環境法)は言う。
山村教授は1997年6月、その年の夏にドイツで開かれた地球温暖化問題を考える国連会議への参加を学生に呼びかけた。応じた学生約30人はNGO「気候変動研究会」を結成、うち15人が山村教授と共に会議に参加した。
真剣な討議が繰り広げられる会場―。当初、学生は雰囲気に飲まれるばかりだったが、やがて「せっかく来たのだから参加したい」と思った。会議で活躍する各国のNGOの資料のコピーや整理を手伝った。
参加者の1人、総合政策学部3年の角野綾子さん(21)は「刺激を受け、帰国したら私たちも本格的に活動しようと話し合った」という。
97年秋、同研究会は地球温暖化のシンポジウムを三田市と神戸市で開催。その後、Global Eyesと名称を変えた。来月は、神戸市の中学校長の依頼を受け、中学生に環境問題を教える。
「BLUE PLANET」は、地域の子供に国連活動の意義を伝え、地雷撤廃を訴えている。さらに三田キャンパスには、フィリピンのホームレスに住居を提供する「エコハビタット 関西学院」、環境問題を考える「ナチュラル・ハイ」もある。
エコハビタット顧問のニノミヤ・アキイエ・ヘンリー教授は「自己主張の強い学生が多いのか、三田の学生の方が上ヶ原よりNGO活動に熱心ですね」。角野さんは「三田は学生数が少ないから、友人が新しい運動を始めたらすぐわかり、刺激になります」と言う。
Eyesが企画する中学校での指導には、三田の他NGOも参加する予定。Eyesメンバーの三宅佐衣子さん(21)は「学内のネットワークが濃密で垣根が低いから、すぐに連帯できるのが三田の学生の強みです」。 (毎日新聞、1999,1,9、田畑 知之)
関学の学生グループ 寸劇など通じ環境講座
環境問題に取り組む関西学院大学総合政策学部(三田市)の学生グループが19日、神戸市西区学園東町の市立太山寺中学校で、環境教育の分科会と講演会を開いた。約50人の学生が、家庭ごみや水質汚染など身近な問題について、ゲームやクイズを交えて授業。参加した生徒約780人が楽しみながら、地球環境の大切さを学んだ。(大山 伸一郎)
同学部の学生有志でつくるNGO「Global
Eyes(グローバル・アイズ)」の主催。1997年の結成以来、環境問題への若者の意識を高めようと、中学校で講座を開いたり、額あいでリサイクル市を開くなどして、地球環境を守る知識と意識の向上を目指している。
分科会は、日ごろの研究や現地調査で得た知識と経験をもとに「えびピラフ弁当から地球を考える」「めざせ!エコ星人」などといったユニークなテーマで行われた。
例えば、簡単にコンビニで手に入るエビピラフ弁当。材料を外国から輸入する際に使う燃料費、店に届いてからの電気代、ゴミとなって捨てられる容器や割りばしの経費など、弁当一つにかかるエネルギー量や経費とともに、それら一つ一つが酸性雨や地球温暖化などにつながっていることを分かりやすく紹介した。
地球にやさしい消費者になるための寸劇もあり、自前の買い物袋で天然石けんを買う「エコ星人」と、ビニール袋で合成洗剤を買う「エゴ星人」が登場。喜ぶ生徒たちに「みなさんも、グリーンコンシューマー(環境にやさしい消費者)を目指して」と訴えた。
講演では、ドイツで行われている家庭ゴミの分別、電気消費をなるべく抑える家づくりなど、先進的なエコ文化を映像で紹介。生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。
エビピラフ弁当を通して環境問題を学んだ大森麻美子さん(3年)は「自分たちの暮らしが地球にどうかかわっているのか、よく分かった」。NGO代表の同2回生、堺大輔さんは「私たちも含め、全員が地球環境を考えるきっかけになるような活動を続けたい」と話していた。
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