広島市長に硬球投げつけ＝市民球場解体に立腹、男を逮捕―県警

　旧広島市民球場（中区基町）の解体を控えたイベントで、秋葉忠利市長に硬球を投げ、けがをさせたとして、県警広島中央署は24日、傷害容疑で、同市東区中山鏡が丘の無職岡本一彦（45）容疑者を現行犯逮捕した。同署によると「解体することに腹が立った」と話しているという。市長は右ふとももに約2週間の打撲を負った。
　逮捕容疑は、同日午後4時ごろ、同球場のグラウンドで、持参した硬球を市長に投げ、けがをさせた疑い。
　同球場はプロ野球広島東洋カープが約半世紀にわたり本拠地としたが、新球場が完成したのに伴い、近く解体が始まる。この日は、ベンチなど備品をオークションにかけるイベントが行われ、市長は「終球式」で投球。岡本容疑者は直後に市長に近づいて硬球を投げつけ、警備員に取り押さえられた。　

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