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自民・町村氏当選、菅政権に打撃…北海道補選

読売新聞 10月24日(日)20時0分配信

自民・町村氏当選、菅政権に打撃…北海道補選
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当選が確実となり、拳を突き上げ喜び合う町村信孝氏(中央)=三浦邦彦撮影
 菅改造内閣発足後、初の国政選挙となった衆院北海道5区補欠選挙は24日投開票され、自民党前衆院議員で元官房長官の町村信孝氏(66)が、民主党新人で元国土交通省職員の中前茂之氏(38)(社民党、国民新党推薦)ら4人を破って10回目の当選を果たした。

 菅首相率いる民主党は7月の参院選に続く国政選挙での大敗で、今後の政権運営は厳しさを増しそうだ。

 補選は民主党の小林千代美前衆院議員が今年6月、陣営の選挙違反事件や北海道教職員組合(北教組)からの違法献金事件の責任をとり、辞職したことに伴って実施された。町村氏は昨年の衆院選北海道5区で小林氏に敗れ、比例で復活したが、今回、議員を辞職して出馬した。

 選挙戦は事実上、民主党と自民党の一騎打ちの構図となり、両党は幹部らを次々投入し、総力戦を展開したが、菅首相は選挙区に入らなかった。

 町村氏は「クリーンな政治」の実現を掲げ、検察審査会の議決で強制起訴される民主党の小沢一郎元代表の国会招致に応じない民主党や、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる政府の対応を批判。自民党支持層を固めたほか、公明党からも実質的な支援を得て、無党派層にも浸透した。

 中前氏は世代交代の必要性を説いたが、知名度不足に加え、菅内閣の支持率低下、北教組事件などの影響で支持は広がりを欠いた。

最終更新:10月24日(日)22時42分

読売新聞

 

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