弁償名目で詐欺、暴力団幹部ら逮捕　警視庁

　ガソリンスタンド内で傷が付いた乗用車の修理代金名目で現金約２６万円をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策４課は２７日、詐欺の疑いで、指定暴力団山口組系組幹部、橋本清幸被告（３５）＝東京都渋谷区、別の詐欺罪で起訴＝ら２人を再逮捕、自動車修理会社経営、阿部和弘容疑者（３８）＝板橋区＝を逮捕した。３人とも容疑を認めているという。

　調べでは、橋本容疑者らは平成１８年１２月中旬、大田区内のガソリンスタンドで、店の従業員が橋本容疑者らの乗用車の後部バンパーを誤って傷つけた際、すでにバンパーには傷が付いていたにもかかわらず、修理費名目で現金約２６万円を詐取した疑い。

　橋本容疑者らはこの３時間ほど前に追突事故にあっており、事故で仕事できなくなったと偽り、休業損害補償金約６６０万円を詐取したとして逮捕されている。