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COP10 本会議が名古屋で開幕 生態系の保全本格議論

毎日新聞 10月18日(月)10時57分配信

COP10 本会議が名古屋で開幕 生態系の保全本格議論
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193カ国・地域の政府代表らが参加して開幕したCOP10の本会議=名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で2010年10月18日午前10時22分、竹内幹撮影
 名古屋市で開催されている国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10=名古屋会議)は18日、生態系を保全するための新たな国際目標の設定などを議論する本会議が開幕した。微生物や動植物といった「遺伝資源」をもとに開発される医薬品などの利益配分の国際ルールを定める「名古屋議定書」の本格協議も始まる。

【COP10】「名古屋補足議定書」を採択

 会期は29日までで、193カ国・地域の政府代表や市民団体、企業関係者ら約1万人が参加。27〜29日には菅直人首相ら約130カ国の閣僚が出席する閣僚級会合が予定されている。

 開会式で、議長を務める松本龍環境相は「私たちは地球の未来のために名古屋に集まった。地球の命を将来につなげていくために、これまでの人と自然のかかわりを振り返り、私たちに与えられた2週間に英知を結集して国際社会で一致した行動を起こしていきましょう」とあいさつした。

 また、COP10名誉大使で日本人アーティストのMISIA(ミーシャ)さんは、作詞した公式ソング「LIFE IN HARMONY(ライフ・イン・ハーモニー)」を披露した。

 生態系保全では、02年に決定された10年までの目標「生物多様性の損失速度を著しく減少させる」が未達成に終わった。

 そこで、本会議では生態系の損失を防ぐため、50年までの新たな中長期目標と、20年までの短期目標を策定する。また、短期目標では20の個別目標も設定する。だが、目標次第では開発行為に影響が出るため、各国がどこまで合意できるかは不透明だ。

 一方、名古屋議定書は16日までの準備会合で原案を作成したが、30条のうち14条で合意できず、本会議に委ねられた。植民地時代に持ち出された動植物など遺伝資源の対象範囲▽不正取得の監視の仕組み−−など多くの点で各国は対立しており、決着は閣僚級会合に持ち越されそうだ。【関東晋慈、福島祥】


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最終更新:10月18日(月)16時29分

毎日新聞

 

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