[PR]
ニュース:事件 RSS feed
連続不審死事件 青梅の練炭死で木嶋被告を再逮捕へ (1/2ページ)
埼玉県や千葉県などの連続不審死事件で、警視庁捜査1課は22日、殺人罪などで起訴されている木嶋佳苗被告(35)について、東京都青梅市のマンションで昨年、死亡しているのが見つかった会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=を殺害した疑いが強まったとして、殺人容疑で近く再逮捕する方針を固めた。捜査関係者が同日、明らかにした。
捜査関係者によると、寺田さんが購入したとされる練炭の宅配便のサインが木嶋被告の筆跡と一致したことや、事件前後の木嶋被告の車の通行記録などから、寺田さんの死亡に木嶋被告の関与が強まったと判断した。昨年10月に発覚した連続不審死の殺人容疑での立件は2件目となる。木嶋被告はこれまで、詐欺や窃盗などの罪で計6回起訴されている。
捜査関係者によると、寺田さんは昨年2月4日、自宅の布団の上であおむけに倒れて死亡しているのが見つかった。練炭を入れたこんろが6つ、室内に置かれていたという。寺田さんは同1月30日夜から31日の間に死亡したとみられ、死因は一酸化炭素中毒とされる。
部屋が施錠されていたことや寺田さんが死亡した室内の状況などから、青梅署は当初、自殺と判断。詳しい死因を調べる司法解剖は行っていなかった。