24日午後4時5分ごろ、広島市中区基町の旧広島市民球場であった「さよならイベント」に参加した秋葉忠利市長(67)に、観客の男が硬式野球ボールを投げ付けた。ボールは秋葉市長の右太ももに当たり、約2週間のけが。警備員が男を取り押さえ、広島中央署が傷害の疑いで現行犯逮捕した。
広島中央署の調べでは、男は広島市東区中山鏡が丘、無職岡本一彦容疑者(45)。同署によると、「旧市民球場を解体することに腹が立った」と供述しているという。
秋葉市長はイベントを締めくくる「終球式」に登場し、マウンドから投球した。その直後、約10メートル離れた地点にいた岡本容疑者が秋葉市長に近づき、突然持っていたボールを投げた。終球式は広島東洋カープの永川勝浩投手たちが参加。グラウンドで多数の市民やファンに囲まれて実施されており、一時騒然となった。
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