北海道5区補選 町村氏が当確
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北海道5区補選 町村氏が当確

10月24日 21時27分 twitterでつぶやく

菅改造内閣発足後、初めての国政選挙となる衆議院北海道5区の補欠選挙は24日に投票が行われ、自民党の前の衆議院議員、町村信孝氏の10回目の当選が確実になりました。

町村氏は66歳。昭和58年に衆議院議員に初当選して以降、9回連続で当選し、外務大臣や官房長官を歴任しています。去年の衆議院選挙では、北海道5区で議席を確保できず、比例代表の北海道ブロックで当選しましたが、民主党の前の衆議院議員が北海道教職員組合の幹部らによる政治資金規正法違反事件などの責任を取って辞職したのを受け、先月、議員を辞職して立候補しました。今回の補欠選挙は、菅改造内閣発足後初めての国政選挙で、各党とも、勝敗が臨時国会の攻防や菅総理大臣の政権運営に影響を与えるものとみて、総力戦で臨みました。町村氏は、野党として臨んだ初めての選挙戦で精力的に選挙区を回り、政治とカネの問題などで菅政権の姿勢を批判して自民党の支持層を固めるとともに、公明党の実質的な支援も受けて、10回目の当選を確実にしました。当選が確実になった町村さんは、午後8時すぎに事務所に笑顔で姿を見せました。そして、支援者などといっしょに、万歳の代わりに「頑張ろう」と拳を突き上げて、喜びを分かち合いました。このあと、町村さんは「今回ほど大勢の人に助けられた選挙はない。これがゴールではなく、新たにスタートを切るという決意で頑張りたい」と述べました。そして、今回の選挙を振り返って、「民主党の政治とカネの問題に国民が反発した結果だと思う。今回の勝利は、単なる1議席の獲得ではなく、政権交代への期待が外れたという直近の民意が表れたもので、非常に大きな意味を持つと思う」と述べました。