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- 補助犬法の真実−啓発されないホントの知識−
- ブログ紹介
- 身体障害者補助犬法、いわゆる「補助犬法」ができてから
盲導犬などの補助犬を連れてレストラン、ホテル等の施設に入ることが、「原則として」できるようになりました。
不特定多数の人間が出入りする施設の管理者は、「原則として」補助犬を同伴して施設に入ることを拒むことができない、と、補助犬法では定めています。
（補助犬法９条）
厚生労働省や補助犬関係の団体は、この９条についてサイトなどで「啓発活動」を行い「飲食店などは補助犬の同伴を拒否できない」とプロパガンダしています。
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/index.html
日本補助犬協会
http://hojyoken.com/main/?page_id=72
日本盲導犬協会
http://www.moudouken.net/knowledge/article.php?id=30
彼らは一様に「義務づけられました」「拒否できません」という点を述べて、いかなる場合でも、補助犬同伴での入場、入店は拒否できないかのような態度を取っています。
また、このようなプロパガンダを受け、補助犬ユーザーの一部には、物理的にスペースの小さい零細個人飲食店に何頭もの介助犬を連れ込んで、入店を断ると「行政機関に報告する」などと店主につげ、また、新聞媒体にて店側が一方的に悪いかのような報道がされるなど、店側の都合、事情を一切顧みない、補助犬同伴の「ごり押し」とも取れる事例が散見されるようになりました。
関連毎日新聞社の記事
.ジグザグかがわ：盲導犬、うどん店で入店拒否 努力義務、浸透なく ／香川
http://mainichi.jp/area/kagawa/archive/news/2010/10/19/20101019ddlk37040594000c.html
※この件では個人経営のうどん店に、３連休中の昼時に３頭の補助犬を同時に入店させようとしています。
店主が「（個室ではないと思われる）座敷しか空きがない」事を理由に入店を断ったところ、「盲導犬加入者協会」なる協会からのクレームを受け、かつこのように地方版とはいえ全国紙に一方的に非難めいた記事を載せられています。
しかし！
彼らが金科玉条のように振りかざす「補助犬法第九条」を、精査してみると。
身体障害者補助犬法
（不特定かつ多数の者が利用する施設における身体障害者補助犬の同伴）
第九条 前二条に定めるもののほか、不特定かつ多数の者が利用する施設を管理する者は、当該施設を身体障害者が利用する場合に
おいて身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない。
ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該施設に著しい損害が発生し、 又は当該施設を利用する者が著しい損害を受けるおそれがある場合その他のやむを得ない理由がある場合は、この限りでない。
補助犬法９条には、但書で「同伴を拒否できる場合」についての定めがあります。
施設管理者には施設を管理する権利・他の利用者に損害が及ばないよう施設を管理する義務がありますので、施設管理者が「現在の状況では、施設の管理運営上同伴拒否をしてもやむを得ない」と判断することが妥当な場合には、『補助犬の同伴を拒否できる』のです。
しかし、厚労省を始め補助犬の関連団体のサイトなどには、この９条但書について触れたものはまったくありません。
私は補助犬の同伴入店そのものを批判、否定するつもりはもちろんありません。
でも、補助犬法を盾にして、しかも一般の無知につけ込み法のいいとこ取りをして、まるでそれが特権であるかのように、受け入れる側の事情・状況を全く斟酌せず「法律で入店拒否はできないと決まっている！拒否するなら自治体に報告して行政指導だ！マスコミにも書いてもらう！」と、店側を威迫する一部の補助犬使用者がいることもまた、事実なのです。
※もちろん一部の話です。盲導犬利用者の大多数は良識をわきまえた人であると信じています。
毎日新聞の取り上げ方に恐怖感を感じてこのブログを立ちあげることにしました。
マスコミの姿勢にも問題はあると考えますので、順次取り上げていきたいと思っています。
拙いブログですがご興味のある方はどうぞおつきあいくださいませ。
2010/10/23
judecca
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