【国際】米軍機密文書はイラクの「真実」 告発サイト創設者が会見2010年10月23日 23時42分
【ロンドン共同】民間人6万人以上が死亡していたことなどを示すイラク戦争関連の米軍機密文書約40万点を22日にインターネットで公開した民間の内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ氏が23日、ロンドンで記者会見を行い、公開した文書はイラクの「真実」を伝えていると主張した。 同氏は「戦争の真実に対する攻撃は、戦争が終わってからも続く」と述べ、存在が否定されてきた死者数の記録や、イラク当局による虐待を米軍が無視してきた実態を明らかにした今回の文書公開の意義を訴えた。 ウィキリークスは7月にアフガニスタンでの戦闘に関する駐留米軍などの機密文書約7万6千点を公開した際、米軍へのアフガン人情報提供者の実名が暴露されたことなどから、米政府を含め一部から強い批判を受けた。今回はその教訓を踏まえ、文書に含まれる個人名のうち報復を受ける可能性のある人物の名前を削除した。 PR情報
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