戦時中に広島の建設現場へ強制連行された中国人の元労働者とその遺族が広島市の平和公園を訪れました。
中国で反日デモが続くなか来日した一行は、安芸太田町の現場に元雇用主の西松建設と和解の記念碑を建てて、23日除幕式に参列しました。
連行された360人のうち10人は、広島市で原爆に遭い、5人が被爆死しています。
戦争中の原爆投下を巡っては日中の認識の違いもありますが、原爆で死んだ人の遺族は核廃絶を訴えていました。
被爆死した元労働者の娘 呂志英さん
「平和をもっと大切にし、戦争をしてはいけない」
この前に一行は原爆資料館で、被爆の惨状や中国での戦争被害の展示を見学しました。
あす午後、中国へ帰国する予定です。(10/24 11:55) |