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岡山大病院に性同一性障害などの治療拠点

 心と体の性が一致しない性同一性障害など、性に関する疾患の診療や患者の生活支援に総合的に取り組むため、岡山大病院(岡山市)が院内に「ジェンダーセンター」を設置したことが23日、分かった。

 厚生労働省は「医療機関がこうした組織を設置した例は聞いたことがない」としている。

 岡山大病院は、性同一性障害の性別適合手術を約320例実施しており、国内有数の実績を持つ。センター長の難波祐三郎准教授(形成外科)は「手術だけでなくメンタルケアまで含めた性に関する拠点病院として、患者のよりどころになれれば」と話している。

 センターは岡山大病院などの医師約20人で構成し、施設は院内の病棟を利用。性同一性障害のほか、身体的に男女の判別が難しい半陰陽や、生殖器の先天異常が対象だ。

 精神科がカウンセリングをし、産婦人科と泌尿器科で生物学的な性を判定してホルモン治療を実施。その後、形成外科などが性別適合手術や性器再建を担当する。

 性同一性障害などの手術では、複数の診療科をまたぐことで患者が繰り返し同じ説明をしなければならず、苦痛を感じるケースも多いという。センターでは説明が1回で済むようにするなど、患者の負担を軽減する。

 設置は9月27日。情報交換の場として患者の会を設立したり、メークやファッションに関する支援も充実させる方針。(共同)

 [2010年10月24日0時12分]


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