平成２２年１０月２３日

　おう、朝早く寝てるところすまねえな。ほかでもねぇんだ。

　電話で申し訳ないんだけどな。「ぼくのひとり言」を急ぎ、更新して

　ほしいんだ。

　内容は２点。

　ひとつは、「上越家」だ。

　あそこ休業させたから。

　なにキョトンとしてんだよ。電話口でもわかるぞ、お前の表情が。

　いやな、これまでにも話には聞いてたんだがな。

　ちょっと黙ってみてられなくなった。

　お客様への愛想、スープの濃さ、麺のコシ、味のパンチ力

　ダメだダメだ、こんなんじゃだめだ。単なる横浜家系じゃねぇんだ。

　僕たちは家系直系なんだ。お客様に喜んでもらうために全力でや

　っている。甘えちゃあいけないんだよ。

　だから、再度修行しなおしさせることにした。

　再開時期は未定だ。僕が納得したら再開だ。

　お客様には申し訳ないけど、今の状態はもっと申し訳ない。

　きちんと家系の味になるまで勘弁だ。

　もうひとつは、やるぞ「勉強会」。１２月中旬だ。講師はまだ未定だ。

　このご時世、よっぽどサラリーマンのほうが大変だ。僕たちはおかげ

　さまで日々うまいラーメンを提供することで満足な生活を送らせても

　らっている。だけどそれじゃあダメなんだ。日々勉強しないとな。

　にしても、上越家もそうだけど、僕は直系店は県に多くてもひとつ。

　と考えているんだ。修行は厳しいけど、何をやるのも大変なのはお

　なじこと。いい暮らしをしたいなら、頑張れってもんだ。

　家系やりたいってやつがいたら男でも女でも、若くてもそうでなくて

　も思った日が吉日。

　どんどん家系の門をたたいてくれ。

　まあ、今回はそんなとこだ。急ぎ頼むぞ。

　頼んだぞ。じゃあな。

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