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イラク戦争米軍内部資料４０万点公開

　アメリカ軍の内部資料を集めて公開するウェブサイト「ウィキリークス」は２２日、イラク戦争に関する内部資料およそ４０万点を公開しました。

　「ウィキリークス」は今年７月、アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の内部資料７万点あまりを公開していましたが、今回はその数を大幅に上回っています。

　こうした資料をもとに「ウィキリークス」は２００４年から６年間のイラク戦争の死者数は１０万９０００人に上り、このうち、６万６０００人以上は民間人だと発表しました。アメリカ軍はこれまで民間人を含んだ死者数の記録の存在を否定しています。

　「ウィキリークス」は世界の主要メディアに事前に資料を提供していて、このうち、ニューヨーク・タイムズ紙は「大半の拷問や虐待は黙殺されたとみられる」などと報じています。

　今回の公開についてアメリカのクリントン国務長官は、「国の安全保障を脅かす」として強く非難しています。（23日16:22）