社会 RSSicon

もんじゅ、設計ミスで装置落下か 調査長期化も2010年10月12日 
このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録    

 高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)原子炉容器内で8月に起きた装置落下事故は、機器の設計ミスが原因だった疑いが強まっている。万全の対策を望む声が上がる中、日本原子力研究開発機構は装置を回収して原子炉への影響を調べる予定だが、調査は長期化の可能性も出ている。
 事故は、本年度の「炉心確認試験」を終えて約1カ月後の8月26日に発生。炉内に運んだ燃料を燃料交換装置に移す重さ3・3トン、全長12メートルの筒状の「炉内中継装置」が、炉内で高さ2メートルにつり上げた位置から落ちた。
 装置をつり上げる器具の、ツメの部分を開閉する押し棒が回転してしまい、ツメが十分に開かなかったのが原因。ほかに14基ある同様のつり上げ器具と比べ、押し棒の回転防止策が不十分だったことが分かり、原子力機構は今月1日に公表した「中間報告」で、回転防止措置の不備が「(落下の)直接原因」とした。(共同通信)


次の記事:気象庁、今冬はやや寒くと予測...>>
アイコン 今日の記事一覧 アイコン 今月の記事一覧 アイコン 最近の人気記事


関連すると思われる記事

powered by weblio


社会一覧


過去の記事を見る場合はこちらをクリックするか、 ページ右上のサイト内検索をご利用ください。