Bs・T−岡田「打たないといけない」ダル撃破を誓う
オリックスのT−岡田が、ダルビッシュとの再戦に早くも胸を膨らませた。ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ入りが有力視されていた右腕が19日に、夢を封印し来季の日本ハム残留を表明。再び対戦機会が巡ってくる。
「足元にも及ばない投手。コントロールもいいし、キレもある。球種も多くて絞りきれない。正直、対戦したいかと言えば…。嫌ですけど」
敵の実力は嫌ほど分かっている。今季の対戦成績は11打数2安打。通算では12打数2安打で打率もわずか・167と抑え込まれている。入団5年目の今季は球団最年少4番を任されるなど、33本塁打でパ・リーグの本塁打王に輝いた。しかし、数字が物語るように力の差は歴然だった。
T−岡田は22歳。さらなる進化は十分に期待できる。そのレベルアップに向け絶好の対戦相手がダルビッシュなのだ。
「そういうピッチャーを打っていかないといけないし、自分も成長できると思う」。右腕は来季が日本球界ラストイヤーとなる可能性が高い。天敵撃破という新たな目標を胸に鍛錬に励む。
[ 2010年10月23日付 ]
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