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中国でまた反日デモ発生 拘束の産経記者ら「前線取調室」に2時間 (1/2ページ)

2010.10.23 17:14
このニュースのトピックス中国
反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ、警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた=23日午後、四川省徳陽市(身柄拘束の後に公安の車に乗せられて徳陽市内から強制退去させられる際に河崎真澄撮影)反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ、警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた=23日午後、四川省徳陽市(身柄拘束の後に公安の車に乗せられて徳陽市内から強制退去させられる際に河崎真澄撮影)

 【徳陽(中国四川省)=河崎真澄】学生らがインターネット上で反日デモを呼びかけていた中国四川省徳陽市で23日、千人規模の反日デモが行われた。公安当局は正午(日本時間午後1時)過ぎ、現場付近にいた日本のメディアを含む外国人記者ら5、6人の身柄を「安全確保」を理由に相次ぎ拘束、取材活動を妨害した。当局は国内外のメディアへの報道規制を強める構えだ。

 徳陽市での反日デモの呼びかけは、同日午後2時に文廟広場に集合するようネット上で先週末から広がっていた。23日は、同広場に全面的に非常線が張られ、立ち入りが禁じられた。大学などは事前に、デモに参加した学生を処分すると緊急通知していたが、広場周辺ではやじ馬を巻き込み、参加者は千人規模に膨らんだ。

 大学側は23日が土曜日であるにもかかわらず、「通常授業を行う」と22日になって通知したといい、広場近くを歩いていた地元の男子大学生は「午後の授業に出ないと退学させられると聞かされた」と、首をすくめた。

 一方、記者(河崎)らの拘束は、市内広場前で写真を撮影していた際に起きた。2人の公安関係者に突然囲まれ、車に強制的に乗せられた後、広場近くの「前線取調室」に押し込まれた。パスポートや記者証を入念にチェックされ事情聴取された後、取調室内に完全に閉じこめられる形となった。

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反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ、警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた=23日午後、四川省徳陽市(身柄拘束の後に公安の車に乗せられて徳陽市内から強制退去させられる際に河崎真澄撮影)
反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた=23日、四川省徳陽市(河崎真澄撮影)
反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた=23日、四川省徳陽市(河崎真澄撮影)
反日デモが呼びかけられた文廟広場入り口。広場の周囲には警戒線が張られ警察隊が警備にあたって立ち入りを禁じた=23日、四川省徳陽市(河崎真澄撮影)
反日デモが呼びかけられた文廟広場わきで、入り口に「日本人と犬の立ち入り禁止、日本製品ボイコット」などと書かれた看板を掲げた店=23日、四川省徳陽市内(河崎真澄撮影)
反日デモで警官隊ともみ合う参加者=23日午後、中国四川省徳陽市(共同)
反日デモの集合場所としてネットで名前が挙がっている中国・重慶市内の公園を警察犬と巡回する警官=23日午後(共同)
反日デモでもみ合う警官隊(奧)と参加者=23日午後、中国四川省徳陽市(共同)
23日、中国四川省徳陽市の中心部に張られたデモ禁止の通知(共同)

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