中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

中越地震、ドラム缶の鐘で黙とう 被災地で追悼式

2010年10月23日 18時51分

 新潟県中越地震から6年を迎え、地震発生時刻に鳴らされたドラム缶製の「希望の鐘」=23日午後5時56分、新潟県長岡市

写真

 新潟県中越地震から6年を迎えた被災地では23日夕、地域ごとに追悼式が営まれた。旧山古志村(長岡市)は闘牛場で開催。地震発生時刻の午後5時56分、かつて仮設住宅で除夜の鐘の代わりにしたドラム缶製の「希望の鐘」を鳴らし、住民ら約350人が黙とうして犠牲者を悼んだ。

 鐘は地震が発生した2004年の暮れから06年まで大みそかや追悼行事で使われ、住民に親しまれた。式に参列した農業青木一政さん(57)は「仮設住宅にいたころは不安がいっぱいで、鐘をついたら涙が出たこともあった」と振り返った。

 震度7を観測した旧川口町(長岡市)の公園では、地元の中学生が広場にろうそく約3千本を並べ「にいがたから みんなえがおに」という文字を夕闇に浮かび上がらせた。

(共同)
 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ