普通の記事+α
2008/04/22 19:45:09
皆々様こんばんはー
今日は自分のためと言えば自分のためになるんですが
涼宮ハルヒの憂鬱 1話のセリフ を書きたいと思います。(ぇ
なぜ かと 言いますと単純に「キョン」のセリフを知りたいだけです。
キョンの声が杉田智和さんなので、知りたいなと。
それでは、この部分では普通の記事を書いて、続きに台本的なものを書きます。
気になる方のみどうぞ。
さて、まず初めに メイポ しばらくINしません。
親がやっているのを見ていると3分おきぐらいにラグが発生しているので
INしても楽しめないのです。 なので メモリー数 増やすまでしばらく
メイポお休みさせていただきます。 ホントすいません。。
ブログの方は、しっかり続けていきます。
そういえば最近ゲーム購入しました。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合VSZ.A.F.T. II PLUS
結構おもしろいです。
・・・・・と、まぁこれぐらいしか書くことないんで 通常の記事 終了です。
短くてすいません。
それでは、また!
キョン:「サンタクロース」を、いつまで信じていたか 何てことは 他愛も無い
世間ばなしにもならないぐらいのどうでも良い話だが。
それでも 俺が いつまで サンタなどという想像上の赤服爺さんを
信じていたかと言うと 俺は確信を持って言えるが 最初から信じてなどいなかった。
幼稚園のクリスマスイベントに現れたサンタは偽サンタだと理解していたし、おふくろがサンタにキスを
しているところを目撃したわけでもないのに、クリスマスにしか仕事をしないジジイの存在を疑っていた
さかしい俺なのだが はてさて 宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者や悪の組織や それらと
戦うアニメ的、特撮的、マンガ的ヒーロー達が この世に存在しないのだということに気づいたのは
相当 後 になってからだった。
いや 本当は気づいていたのだろう。 ただ、気づきたくなかっただけなのだ。
俺は 心の底から 宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者や悪の組織が 目の前に ふらりと
でてきてくれることを望んでいたのだ。 しかし 現実 っていうのは 意外と きびしぃッ!
世界の物理法則がよくできていることに感心しつつ いつしか俺は テレビのUFO 特番や心霊特集を
そう熱心に見なくなっていた。 宇宙人? 未来人? 超能力者? そんなの いるわけねぇ。
でも ちょっといてほしい みたいな。 最大公約数的なことを考えるくらいにまで 俺も成長したのさ。
中学を卒業する頃には、俺は もう そんなガキな夢を見ることからも卒業して
この世の普通さにも慣れていた。 俺は、たいした考えもなく高校生になり そいつと出会った・・・。
ハルヒ:東中出身 涼宮ハルヒ ただの人間には興味ありません。
この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら 私の所に来なさい! 以上!
キョン:これ笑うとこ? えらい美人が そこにいた。
キョン:あ・・・ああ・・・・・・。
周囲:ざわざわ・・・・ざわざわ・・・・
先生:あ・・・・ では 次。
キョン:誰もが冗談だと思っただろう。結果から言うと、それはギャグでも笑い所でもなかった。
* ここはキョン・谷口同時進行。
谷口:東中からきました。 谷口です。 趣味は・・・ (聞き取れませんでした。 ゴメンナサイ。。。)
キョン:ハルヒは、いつも大マジなのだ。 こうして 俺達は 出会っちまった・・・・・。
しみじみと思う。偶然だと信じたいと。
~OP~
キョン:涼宮ハルヒは、だまって じぃーっと 座っている限りでは一美少女高校生にしか見えなかった。
たまたま、席が、真ん前だったという 地の利を活かして お近づきになっとくのも いいかなぁ と
一瞬 血迷った 俺を誰が責められよう。
キョン:なぁ?
ハルヒ:ん?
キョン:初っ端の自己紹介のあれ。どのあたりまで本気だったんだ?
ハルヒ:初っ端のあれって何?
キョン:いや・・・だから・・宇宙人がどうとか・・・。
ハルヒ:あんた宇宙人なの?
キョン:違うけどさ・・・・・。
ハルヒ:違うけど何なの?
キョン:いや・・・何もない・・。
ハルヒ:だったら話しかけないで! 時間の無駄だから。
谷口:もし あいつに 気があるんだったら 悪いことは言わん。 やめとけ。
中学で涼宮と3年間同じクラスだったから よく知ってるんだがな。 あいつの奇人ぶりは
常軌を逸してる。
国木田:あの自己紹介?
谷口:っそ。中学時代にも わけのわからんことを 散々 やり倒していたなぁ。
有名なのが校庭ラクガキ事件
キョン:何だ そりゃ。
谷口:石灰で白線引く道具があるだろ? あれ何つーんだっけ・・・? あ、まあ、いいや。
それで校庭にデカデカと結滞な絵文字を書きやがったことがある。
しかも夜中の学校に忍び込んで。
キョン:その犯人があいつだったってわけか。
谷口:本人がそう言ったんだから間違いない。 朝 教室に行ったら机が全部廊下に出されてたこともあったな。校舎の屋上に☆マークをペンキで描いたり。(えがいたり。
学校中に変な御札をベタベタ貼りまくられたこともあった。
キョンシーが顔に貼っつけてるようなやつな。
キョン:・・・ん?何やってんだ あいつ。
谷口:意味わかんねぇよ・・・・・。 でもなぁ、あいつモテるんだよなあ。 なんせ ツラがいいしさ。
おまけにスポーツ万能で、成績もどちらかと言えば優秀なんだ。
ちょっとばかし変人でも、だまって立ってたら、んなことわかんねぇし。
国木田:それにも何かエピソードがあんの?
谷口:一時期は、とっかえひっかえ ってやつだったな。 俺の知る限り1番長く続いて1週間。
最短では告白されて OK した 5分後に破局してた・・・・なんてのも、あったらしい。
ハルヒ:普通の人間の相手をしてる暇はないの!
谷口:・・・・ん? 聞いた話だって。マジで。
何でか知らねぇけど、告られて断るってことをしないんだよ。
あいつは。 だからな・・・お前が変な気起こす前に言っといてやる。 やめとけ。
キョン:やめとくも何も、そんな気は、ないんだが。
谷口:俺だったら・・・・そうだな・・・。 このクラスでのイチオシは・・・あいつだな。
キョン&国木田: ん?
谷口:朝倉涼子。1年の女の中でもベスト3には確実に入るねぇ。
キョン:1年の女子全員をチェックでもしたのか?
谷口:おうよ! A~Dまでランク付けして、その内Aランクの女はフルネームで覚えたぜ。
国木田:朝倉さんがそのAなわけ?
谷口:AAランク+ だな。 あれは、きっと性格まで良いに違いない。
キョン:んん・・・・。
そこらの男子生徒:はええええ。
キョン:この時期、涼宮ハルヒも おとなしい頃合で、俺にとっても心休まる月だった・・・・。
しかしながら・・・ハルヒの奇矯な振る舞いは
この頃からジョジョに片鱗を見せていたというべきだろう。
・・・というわけで
片鱗その1 髪型が毎日変わる。 月 火 水 木 金
曜日が進むごとに髪を結ぶ箇所が増えている。 月曜日にリセットされた後は 金曜日まで1つずつ。
はたして日曜日は、どんな頭になっているんだ? 見てみたい気もする。
片鱗その2 体育の授業は、男女別に行われる。
着替えは、女が奇数クラス。男が偶数クラスに移動してすることになっているのだが
まだ男子が残っているのにも、係わらず、セーラー服を脱ぎだしやがった。
どうやら、男子生徒のことはジャガイモくらいにしか思っていないらしい。
片鱗その3 あきれる事にハルヒは この学校に存在する あらゆるクラブに仮入部していたのだった。
運動部からは例外なく熱心に入部を 勧められ その全てを断って毎日参加する部活動を
きまぐれに変えた あげく、結局どこにも入部することは なかった。
何がしたいんだろうなあ・・・・・こいつはよ・・・。
そんなこんなをしながら、ゴールデンウィークがあけた1日目。
谷口:よっ! キョーン
キョン:よっ。 ちなみに 「キョン」ってのは俺の あだ名だ。
いいかげんに やめてもらいたいのだが。
あぁ・・・・今日は水曜日か。
などと考えつつ、間が差してしまったんだろう。それ以外に思い当たるふしがない。
曜日で髪型変えるのは、宇宙人対策か? 涼宮ハルヒに話しかけていた。
ハルヒ:いつ気づいたの?
キョン:んー・・・・。 ちょっと前。
ハルヒ:あっそ・・・。私思うんだけど、曜日によって感じるイメージって
それぞれ異なる気がするのよねぇ。
色で言うと、月曜が黄色で火曜が赤で
キョン:初めて会話が成立したような気がする。
ハルヒ:水曜が青で、木曜が緑。金曜が金色で土曜は茶色。日曜は白よね。
キョン:何となく、わかるような気もするが・・・。
つーことは、数字にしたら 月曜日が0 で日曜が6なのか。
ハルヒ:っそ。
キョン:俺は月曜は 1ってカンジがするけどなぁ。
ハルヒ:あんたの意見何か誰も聞いてない!
キョン:そうかい。
ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キョン:んん・・・・。 んっ。 んんん・・・。。
ハルヒ:私、あんたと、どこかで会ったことがある? ずっと前に。
キョン:いやぁ。
「きっかけ」何てのは、大抵どうってことないものなのだろうけど・・・
まさしく、これが きっかけになったんだろうなあ・・・。
しかし、ハルヒが まともな返答を、よこしたことは驚きだ。
てっきり、「うるさいっ!」 「バカっ!」 「だまれっ!」 「どうでもいいでしょ!んなこと。」
と言われるものばかりだと思っていたからなあ。
だから、ハルヒが翌日、長かった髪をバサっり 切って登場した時には、結構俺は動揺した。
それにしたって・・・俺が指摘した次の日に短くするってのも、短絡的すぎないか。 おい。
ハルヒ:・・・ん。 別に・・・・・。
キョン:あれ以来・・ホームルーム前のわずかな時間に、ハルヒと話すのが日課になりつつあった。
ちょいとー小耳に挟んだんだがな。 付き合う男、全部フッタって本当か?
ハルヒ:何で、あんたに、そんなこと言われなくちゃいけないのよ。 何を聞いたか知らないけど
まあ、いいわ。たぶん全部本当だから。
キョン:1人ぐらい、まともに付き合おうとか思うやつが、いなかったのか?
ハルヒ:全然ダメ。 どいつもこいつも、アホらしいほど、まともなやつだったわ。
宇宙人でも未来人でも超能力者でもないし・・・。
キョン:そりゃ普通そうだろ。
ハルヒ:あと、告白が ほとんど電話だったのは、何なのあれ!
そういう大事なことは面と向かって言いなさいよ!
キョン:まあ・・・そうかな・・? 俺なら、どっかに呼び出して言おうかな。
キョン(心):一応同意しとこう。
ハルヒ:そんなことはどうでもいいのよ!
キョン:どっちなんだよ・・!
ハルヒ:問題はね。くだらない男しかこの世に存在しないのか。どうなの!ってことよ。
本当、中学時代は、ずっとイライラしっぱなしだった。
キョン:じゃあ、どんな男なら良かったんだ? やっぱり宇宙人か?
ハルヒ:宇宙人!もしくは、それに準じる何かねえ。 とにかく普通の人間でなければ
男だろうが女だろうが。
キョン:どうしてそんなに・・・・人間以外の存在に拘るんだ?
ハルヒ:そっちの方が、おもしろいじゃないの!
きーんこーんかーんこーん
キョン:ん。ふぁぁぁぁぁああああ。
谷口:おい!キョン。 お前どんな魔法を使ったんだ?
キョン:何の話だ?
谷口:俺、涼宮があんなに長い間喋ってるの初めて見るぞ。 お前何言ったんだ?
キョン:さて、なんだろう。 適当なことしか聞いていないような気がするんだが。
谷口:驚天動地だ。
国木田:昔からキョンは変な女が好きだからねえ。
キョン:誤解を招くようなことを言うな。
朝倉:私も聞きたいな。 私がいくら話しかけても、なーんも答えてくれない涼宮さんが
どうしたら、話すようになるのか。 コツでもあるの?
キョン:わからん。
朝倉:ふーん。 でも安心した。 涼宮さん、いつまでもクラスで孤立したままじゃ困るもんね。
1人でも友達ができたのは、良いことよね。
キョン:友達ねぇ・・・。
朝倉:その調子で、涼宮さんをクラスに、とけ込めるようにしてあげてね。
折角一緒のクラスになったんだから、みんな仲良くしていきたいじゃない?
よろしくね。
キョン:・・・・と言われてもな。
朝倉:これから、何か伝えることがあったら、あなたから伝えてもらうようにするから。
キョン:んー。 だが待てよ! 俺は、あいつのスポークスマンでも何でもないぞ。
朝倉:お願い♪
キョン:席替えだそうだ。 ゴーグルの缶に入れられたクジを引いた俺は、窓際後方2番目という
中々のポジションを獲得した。 さらば ハルヒ~ ふぉ~えヴぁ~
キョン:・・・・・・偶然だよな?
全部のクラブに入ってみたってのは本当なのか?
どこかおもしろそうな部があったら教えてくれよ。
ハルヒ:ない。 全然。
キョン:即答しやがった。
ハルヒ:全然ない!
キョン:どうやら、こいつの口癖は「全然」のようだ。
ハルヒ:高校に入れば、少しはマシかと思ったけど、これじゃ義務教育時代と何も変わんないわね。
入る学校間違えたかしら。
キョン:何を基準に学校選びをしているのだろう。
ハルヒ:ミステリ研究会ってのがあったのよ。
キョン:へぇ、どうだった?
ハルヒ:笑わせるわ。今まで1回も事件らしい事件に出くわさなかったって言うんだもの。
部員も、ただのミステリ小説ヲタクばっかで、名探偵みたいな奴もいないし。
キョン:そりゃそうだろ。
ハルヒ:超常現象研究会にも、ちょっと期待してたんだけど
ただのオカルトマニアの集まりでしかないのよ? どう思う?
キョン:どうも思わん。
ハルヒ:んぁあああ!もう!つまんなーい!
これだけ、あれば少しは変なクラブがあっても良さそうなのに。
キョン:ないもんは、しょうがないだろ。結局の所、人間は
そこにあるもので満足しなげればならないのさっ。
言うなれば、それをできない人間が、発見やら発明やらをして文明を発達させてきたんだ。
空を飛びたいと思ったから飛行機作ったし、楽に移動したいと思ったから車や列車を生み出したんだ。
でも、それは一部の人間の才覚や発想によって初めて生じたものであり
つまり、天才がそれを可能にしたわけだ。
凡人たる我々は人生を凡庸に過ごすのが一番であってだな。
ハルヒ:うるさい!!!
キョン:・・・・ん.
ハルヒ:む。
キョン:もしかしたら、この会話がネタ振りだったのかも知れない。
それは突然やってきた。
ハルヒ:んあっ! ガシッ!
キョン:うぉぉぉ。 ガハッ! あお~ん。 何しやがる!
ハルヒ:気がついた!
キョン:何に?
ハルヒ:どうして、こんな簡単なことに気がつかなかったのかしら。
キョン:何が?
ハルヒ:ないんだったら、作ればいいのよ!
キョン:だから何を?
ハルヒ:部活よ!
キョン:ああ・・・・・。
わかった。 まあ、今は落ち着け。
ハルヒ:何その反応。 もうちょっと、あんたも喜びなさいよ。 この発見を。
キョン:んん。 今は授業中だ。
周囲:ざわざわー
キョン:うーん。
ハルヒ:部室ね・・・・部室・・・・・・
きーんこーんかーんこーん
キョン:あぁ・・・・あっ・・・・あー
ハルヒ:協力しなさい。
キョン:カツアゲされてるような気分だぜ。
何を協力するって?
ハルヒ:私の新クラブ作りよ。
キョン:なぜ俺がお前の思いつきに協力しなければならんのか。それをまず教えてくれ。
ハルヒ:私は部室と部員を確保するから、あんたは学校に提出する
キョン:聞いちゃいねぇ・・・。
ハルヒ:書類を揃えなさい。
キョン:何のクラブを作るつもりなんだ?
ハルヒ:どうでも良いじゃないの。そんなの。 とりあえず、まず作るのよ! 良い?
今日の放課後までに調べておいて。 私も、それまでに部室を探しておくから。 良いわね?
キョン:うぁ・・・・ちょ・・・・待て・・・・また・・またっ。
ハルヒ:これからこの部屋が我々の部室よ。
キョン:ちょい待て。 どこなんだよ、ここは?
ハルヒ:文化部の部室等よ。 美術部や吹奏楽部なら、美術室や音楽室があるでしょ?
そういう特別教室を持たないクラブや同好会の部室が集まっているのが、この部室等。通称、休館。
この部屋は文芸部。
キョン:じゃ文芸部なんだろ?
ハルヒ:でも、今年の春に3年生が卒業して部員ゼロ。
新たに誰かが入部しないと休部が決定していた唯一のクラブなのよ。
で、この子が1年生の新入部員。
キョン:じゃあ休部になってないじゃないか。
ハルヒ:似たようなもんよ。1人しかいないんだから。
キョン:あの子は、どうするんだよ?
ハルヒ:別に良いって言ってたわよ。
キョン:本当か、そりゃ?
ハルヒ:昼休みに会った時に「部室貸して」って言ったら、「どうぞ」って。
本さえ読めれば良いらしいわ。
変わってると言えば変わってるわね。
キョン:はい。 お前が言うな。
長門:長門有希。
キョン:長門さん とやら。 こいつが、この部屋を何だかわからん部の部室にしようとしてんだぞ。
それでも良いのか?
長門:良い。
キョン:いやー・・・しかし・・・ たぶん、ものすごく迷惑をかけると思うぞ?
長門:別に。
キョン:その内、追い出されるかも知れんぞ?
長門:どうぞ。
キョン:ああ・・・・。
ハルヒ:ふふん。
ま、そういうことだから。これから放課後この部屋に集合ね。絶対来なさいよ!
来ないと死刑だから♪
キョン:わかったよ。 死刑は嫌だからな。
で、次の日。
ハルヒ:先に行ってて!
キョン:何読んでるんだ?
(長門本を見せる。)
キョン:おもしろい?
長門:ユニーク。
キョン:どういうとこが?
長門:全部。
キョン:本が好きなんだなあ。
長門:わりと。
キョン:そうか・・・・。
帰って良いかな・・・・。俺。 (キョン涙目。
バンッ!(ドア開く。
ハルヒ:やあー。ごめんごめん。 遅れちゃってー。 捕まえるのに、手間取っちゃって。
みくる:ひゃぁっ!
キョン:またしても少女だった。 しかも、すんげぇー美少女だった。
みくる:何なんですか? ここ、どこなんですか? 何で私連れてこられたんですか?
何で カ・・・カギを閉めるんですか?! 一体何を・・・・・。
ハルヒ:だまりなさい。
みくる:うひゅっ。
ハルヒ:紹介するわ。朝比奈みくる ちゃんよ。
みくる:ぅぅ・・・・。
キョン:紹介・・・終わりかよ・・・。
どこから拉致って来たんだ?
ハルヒ:そんなことしないわ。 任意同行よ。
キョン:似たようなもんだ。
ハルヒ:2年の教室で、ぼんやりとしている所を捕まえたの。
私、休み時間には校舎を、隅々まで歩くようにしてるから。 何回か見かけて、覚えてたわけ。
キョン:休み時間教室にいないと思ったら、そんなことをしていたのか・・・。
キョン:あ。 じゃあ、この人は上級生じゃないか?
ハルヒ:それがどうかしたの?
キョン:ああ・・・・まあ、良い。 えっと、朝比奈さんか。 何でまた、この人なんだ?
ハルヒ:まあ、見てごらんなさいよ。
みくる:ひぅっ。 ぅぅ?
ハルヒ:めちゃめちゃ、かわいいでしょ?
キョン:危ない誘拐犯のようなことを言い出した。
ハルヒ:私ねぇ。 「萌え」って結構重要なことだと思うのよねぇ。
キョン:スマン・・・。何だって?
ハルヒ:萌えよ!萌え! 所謂1つの萌え要素。
基本的にね、何かおかしな事件が起こるような物語には、こういう萌えでロリっぽいキャラが
1人は、いるものなのよ。
キョン:ぅーん・・・・・。
ハルヒ:それだけじゃないのよ! んっ!
ガシッ!
みくる:っえ!? ぎょぴいいいいいいいいいいい。
ハルヒ:小っこい、クセに、ほら私より胸がデカイのよ。
ロリ顔で巨乳、これも萌えの重要要素の1つなのよ。
キョン:知らん。
(みくるは 「っえ!?」からずっと意味不な言葉を言いまくっている。ので、その間の言葉はなし。)
ハルヒ:あー。本当に大きいなぁ。 何か腹立ってきたわ。
こんなかわいらしい顔して私より大きいなんて。
キョン:アホかお前は・・・・。
ハルヒ:でもめっちゃ大きいのよ? マジよ! あんたも触ってみる?
みくる:ひっ。
キョン:遠慮しとく。
すると何か?
お前は、この朝比奈さんが、かわいくて小柄で胸が大きかったからという理由なだけで
ここに連れてきたのか?
ハルヒ:そうよ。
キョン:新生のアホだ、こいつ。
ハルヒ:こういうマスコット的キャラも必要だと思って。みくるちゃん あなた他に何かクラブ活動してる?
みくる:あの・・・書道部に・・・・。
ハルヒ:あ。んじゃ、そこ辞めて!我が部の活動の邪魔だから。
キョン:なっ。
みくる:・・・・あ。そっかぁ・・・。 わかりました。
キョン(心):何が分かったんだろう・・・。
みくる:書道部は辞めて、こっちに入部します。 でも、文芸部って何をする所なのか、よく知らなくて。
ハルヒ:我が部は文芸部じゃないわよ。
みくる:えっ?
キョン:ここの部室は一時的に借りてるだけです。 あなたが入らされようとしているのは
そこの涼宮が、これから作る活動内容未定で名称不明の同好会ですよ。
ちなみに、あっちで座って本を読んでるのが、本当の文芸部員です。
みくる:はぁ・・・・。
ハルヒ:大丈夫! 名前なら、たった今考えたから。
キョン:言ってみろ。
皆の衆、お知らせしよう。 新しく発足するクラブの名は今ここに決定した。
ハルヒ:SOS団!
キョン:
S 世界を
O 大いに盛り上げるための
S 涼宮ハルヒの団
略して SOS団 である。
そこ、笑って良いぞ。
本来なら・・・世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの同好会 とでも、すべきなんだろうが
何しろ、まだ同好会の定すら、たってない上に、何をする集団なのかも、わからないのである。
ハルヒ:だったら団で良いじゃない。
キョン:意味不明なハルヒの一言により、めでたく、そのように決まった。
好きにしろよ・・・・もう・・・。
~ED~
以上、涼宮ハルヒの憂鬱 第一話(正確には2話) 「涼宮ハルヒの憂鬱 I 」 でした。