2010年10月23日7時43分
日本貿易振興機構上海センターは「突然の変更は企業の生産計画に大きな影響を及ぼす。そもそもエネルギー効率を上げる目標であり、全体の量を減らすのは不合理」として、改善を申し入れている。
中国国家統計局によると、9月の発電量の伸びは8.1%で、今年1〜8月の17.2%から半減した。電力の消費量が大きい粗鋼の生産はマイナス5.9%。工業全体の生産も鈍っている。同局も「エネルギー消費や二酸化炭素の排出量の削減に力を入れているからだ」(報道官)と説明した。来年以降の5カ年計画でも省エネ目標は導入される見通し。その実現に向けた手法に注目が集まっている。