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パナソニック:三洋ブランド廃止の方針 12年4月に

 パナソニックは23日、三洋電機の完全子会社化に伴う事業再編で、12年4月に「SANYO」ブランドを原則廃止する方針を固めた。製品ブランドは「Panasonic」(パナソニック)に一本化し、中国など新興国市場でのブランド力強化を図る。1947年の三洋電機創業以来続いた三洋ブランドは65年で幕を下ろす。

 パナソニックは、三洋の完全子会社化が完了する11年3月末で三洋ブランドの新製品発売を終える方針。しかし、量販店などの店頭には三洋製品が残っているため、1年間の猶予期間の後、12年4月にパナソニックブランドに統一する。全国に約1500店舗ある三洋の系列店も、11年秋以降、パナソニック系列店に変更する。

 ただ、インドネシアなど三洋の方がパナソニックよりも知名度が高い地域や、電池など三洋ブランドが浸透している事業については、「SANYO」の存続を検討している。

 また、パナソニックは、三洋電機とパナソニック電工の2社を含めた事業再編を12年1月に実施するのに合わせて、白物家電やデジタル家電など16部門ある事業分野を9部門に集約する。【清水直樹】

毎日新聞 2010年10月23日 10時57分(最終更新 10月23日 10時59分)

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