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アフガン総選挙、不正疑いで23%無効票 暫定結果発表

2010年10月21日13時10分

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 【カラチ(パキスタン南部)=五十嵐誠】アフガニスタンの選挙管理委員会は20日、9月に実施した総選挙の暫定結果を発表し、投票総数約560万票の23%に当たる約130万票を不正の疑いのため無効としたことを明らかにした。昨年の大統領選でも不正による大量の無効票が出ており、選挙への不信感が広がる可能性がある。

 総選挙は下院定数249に対し、約2500人が立候補した。選管はこのうち候補者224人が票の水増しなどの不正に関与した疑いがあるとして、不服申し立て委員会に通報した。暫定結果では、新人候補の当選が約半数を占めた。ただ、今後の不服審査の過程で、当選者の入れ替えもあり得る。

 選管は当初、今月9日に暫定結果を発表するとしていたが、不正が疑われる票の数え直しなどに手間取り遅れた。今後、不正に関する不服申し立ての手続きが行われるが、選挙結果を左右する可能性があると判断される申請が2千件以上あり、当初10月末に出される予定だった最終結果は大きく遅れる可能性もある。

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