【小沢】悪足掻きはやめて国会で証言を!
高裁も起訴議決を正当として小沢の抗告を棄却 ←ブログランキング応援クリックお願いします。
起訴議決の執行停止を求めた民主・小沢元代表の即時抗告も棄却 東京高裁 地裁に続き…
民主党の小沢一郎元代表(68)の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏が東京第5検察審査会の起訴議決の執行停止などを申し立てた問題で、東京高裁(西岡清一郎裁判長)は22日、小沢氏の即時抗告を棄却する決定をした。
小沢氏の弁護団は「慎重な判断がなされなかったことは大変遺憾」としている。今後、最高裁に特別抗告するか判断する。
小沢氏は15日に強制起訴手続きの差し止めなどを求めた行政訴訟を起こし、同時に起訴議決の執行停止や検察官役の指定弁護士選任の仮差し止めを申し立てていた。
これに対し、東京地裁(川神裕裁判長)は18日、「議決は行政処分に当たらない。刑事訴訟法に基づいて刑事裁判の中で判断されるべきだ」などと指摘し却下。小沢氏は地裁の決定を不服として、21日に即時抗告していた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101022/
trl1010221436015-n1.htm
小沢一郎の検察審査会の二度に渡る「起訴相当」に対する対応は、正直言って情けないというか、潔さが全く感じられない。自ら裁判で潔白を証明するという考えがあるのなら、一日も早く裁きの場に出るべきなのに、その裁判を遅らせる為にこのような時間稼ぎをしているとしか思えない。
わが国の司法制度は昨年以来劇的な変化を見せてきた。それは裁判員制度と今回の検察審査会の「強制起訴」権限である。共に普通の国民が自分たちの目線で司法に関わって行くという制度です。
この変化を小沢一郎という男は全く読み切っていない。これからの法廷で一番注意すべきことは、それは裁判官の心証ではなく、国民の世論動向に他ならない。
今回の「強制起訴」に関して、やれ密室で行われたとか、素人の判断などと小沢側は批判しているが、それが時代の流れというか要請なのだ。
しかし、それを小沢は全くと言って良いほどに考えていない。物事を悪く悪く考えている。検察審査会の委員の総意は次のようなものであったと私は考える。
<このままでは小沢氏は一生疑惑を背負ったままになってしまう。それなら裁判で公正な判断を求め、白黒をハッキリさせれば良いではないか。>
ところが、小沢は口では裁判で決着をつけるかのように言いながら、今回のように無駄な悪足掻きをして時間稼ぎをしているような印象を国民に植え付けている。
国民が今回の小沢一郎への捜査で一番感じていたことは何かと言えば、検察はそれを立証することが出来なかったが、おおよそ次のようなことではないか。
小沢は不法にカネを集め、子分を増やして強大な政治権力を手中にしてきたのではないか?
その不法性とはゼネコンからの裏金などであり、ただ巧妙に隠して来たので、その証拠を検察は掴むことが出来なかっただけではないか。
おそらくこのような思いを抱いている国民は多いことでしょう。
小沢が一国の総理大臣を目指すなら、自らこの国民の疑惑に対して答えなければならない。それに最も相応しいのが国会に於ける証人喚問や裁判ではないのか。
そもそもこの事件ではサブゼネコンの水谷建設が岩手県のダム工事の下請け狙いで、小沢事務所に接近し秘書と頻繁に会って裏金を要求され渡した。このような告白がなされたことが一番疑惑が持たれる所だ。
よって裁判で水谷建設関係者を呼んで証言台に立たせ、そのことを語らせれば良いと思う。国会に呼んで証人喚問の場で語らせても良いでしょう。
水谷建設側は証言すると言っているのですから、その場で堂々と対決すれば、それで全ては明らかになるのではないか。最初秘書は水谷建設からのカネの授受を否認していたが、後でそれを認めている。
数十億の下請けを受注した見返りが秘書へのたった数百万円の裏金提供や料亭や高級ソープの接待だけで可能だったなどと国民は思っていない。
検察審査会の決定は不動産購入の原資となった4億円の資金調達がどのようにして行われたのか?そのことに関して小沢に釈明を求めるものとなっています。
そのことに小沢が明確に答えを出さない限り、この裁判で小沢が有罪となる可能性は極めて高いと言わざるを得ないと思います。小沢は自らにかけられた疑惑に答えない限り、今後も批判される運命から逃れることは出来ません。
小沢の国会への対応では下記のニュースが報じられています。
小沢氏、国会招致に「国会運営に協力するという野党側の確約がなければ、応じられない」
民主党の小沢元代表は、野党側が求めている国会招致について、みずからに近い議員に対し、今年度の補正予算案の審議など、今後の国会運営に協力するという野党側の確約がなければ、安易に応じられないという考えを示していることがわかりました。
政治資金をめぐる事件で強制的に起訴されることになった民主党の小沢元代表について、自民党などは証人喚問を求めており、今月29日に今年度の補正予算案が国会に提出される前に民主党としての考えを示すよう求めています。
こうしたなか、小沢氏は、さきに、みずからに近い議員と会った際、「逃げも隠れもせず、いつでも国会に出て行くが、野党側が納得する保証があるのか」と述べたうえで、補正予算案や重要法案の審議など、今後の国会運営に協力するという確約がなければ、国会招致に安易に応じられないという考えを示していることがわかりました。
一方、菅総理大臣は21日夜、総理大臣公邸で岡田幹事長や輿石参議院議員会長らと今後の国会運営をめぐって会談しました。
この中で、出席者から、小沢氏に衆議院政治倫理審査会への出席を要請することも念頭に対応する必要があるという意見が出された一方で、別の出席者から「裁判を見守るべきで、国会招致は必要ない」という指摘が出されました。
また、会談では、補正予算案の速やかな成立を目指すことで一致しましたが、仙谷官房長官をはじめ閣僚は、ていねいに答弁しなければ野党の反発を買うという苦言も出されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101022/
k10014743941000.html
>「国会運営に協力するという野党側の確約がなければ、応じられない」
逃げもカ隠れもしないと大見得をきったくせに、今さら野党側の確約云々とは、もうどうしようもない。条件をつけなければ話が出来ないことなのか。
証言したくないから、理屈をこねているに過ぎず、論評にも値しない。そんな立場なのですか? 偉そうに取引めいたことを言ってないで正々堂々と受けてたったらどうなのよ。
>国会招致に安易に応じられないという考えを示している。
自ら進んで堂々と証人喚問を受けると先に宣言したら、国会はスムーズに動くことになるでしょう。やましいところがないなら何も条件をつける必要もないと違いますか?
数々の疑惑に対して小沢本人に説明の場を与えてやると言っているのに、その場に出るに当たって条件を出すなんて、本当におかしな話です。実際に交渉に入れば次々と条件のハードルを上げて来るのでしょうね。
国民は小沢さん、あなたに訊きたいことが山ほどあるのです。
不動産購入資金は最初は「政治資金」追及されて「銀行からの借り入れ」それからその嘘がばれるや「自己資金」。ではその自己資金の出所はと訊かれると「親の遺産」と言って見たり、「10年前からのタンス預金」と言ってみたり。
次々に答弁を変えて行った、その事に対して国民はあなたに強い不信感を抱いているのです。一日も早く本当の事を言うべきではないですか。
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