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2008/04/16

ヤマハRシリーズ10周年企画展~出逢い編~

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EOS40D SIGMA18-50mm1:2.8 DC MACRO

10月の13日、14日はヤマハのコミュニケーションプラザに行ってきました。Rシリーズの10周年を祝う企画展で、お祝いに来て下さる皆さんとお会いするためと、去る10月8日、不慮の事故でこの世を去った、ノリックこと阿部典史選手に最後のお別れを云うためです。

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祭壇の前には彼に最後のお別れを云いにおとづれる人が後を絶ちません。。。TVから流れる在りし日の彼の勇姿が、悲しすぎました。。。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

そして、2階の企画展示コーナーへ。。。

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Rシリーズ10年企画展、、、歴代のRシリーズの車両が展示され、主だったフィーチャーが解説されたり、Rシリーズの原点である初代R1/R6の設計思想などが大きなパネルで展示されています。。。思い入れのある人にとってはいいけど、、、少し自己満足な企画かな?というところも感じたりしましたが、、、みなさん、どのようにお感じでしょうか?まぁ、自分の誕生日はまず自分で祝ってやらないと、、、で、自分的には良しとします。

CPに入ると、、、まず、yasuさん、ブラpapaさん、M氏さんに遭遇です。。。彼らはどちらかというとノリックにお別れを云いに来られたようですが、、、むりやり、企画展に引きずり込み見せます。。。スミマセンでした。。。

御三方とプラザカフェに入り、この日1回目のコーヒーブレイクです。。。話はやはりmotoGPネタです。皆さんお好きですね♪ 先日、yasuさんとは、ドカティ浜松でデスモセディチを眺めながら3時間くらい語り明かしましたが、、、当然コミュニケーションプラザには我等がYZR-M1があることをご存知だと思っていました。。。ですが、、、ご存知なかった。。。(涙

と、云うわけで、この機にお楽しみいただけたようです。そして、M1造ってくれ攻撃。。。聞かなかったことにします。。。(爆

いつの間にか、濃~い話はタイヤの話へ、、、

やはりyasuさん、今年のmotoGPの圧倒的なストーナーの強さに、ブリヂストンタイヤのパフォーマンスの高さを見たようです。そして『タイヤ、ワンメイク化』の話へ、、、すかさずM氏さんが、反論します。。。(あ、wasabiも、、、汗)。やはり競争あってのレース。ライダーだけでなく、マシンだけでなく、タイヤも含めトータルのパッケージでの競争がレースを面白くさせるし、そのフィードバックこそが私たち一般ライダーのベネフィットにつながるのでしょう。

というわけで、来期以降、ブリジストン、ミシュラン、ダンロップにくわえて、ピレリタイヤのGP参戦を強く希望します。SBKやWSSこそワンメイクではなく、市販のSPタイヤ(一筆タイヤ)でやるべきです。ローコスト化と自由競争化です。これがwasabiの個人的見解。。。

そうこうしている内に、、、yasuさんはお得意先様にお仕事で出向かねばなりません。。。訳あって車に乗れないyasuさん、、、DUCATI999Rでお得意様廻りです。。。かっこよすぎ。僕なら、即、契約ですね。。。ところで、『ゴチソウ様』とにこやかに微笑み、レジをスルーのyasuさん、、、素敵でした(爆   やっぱり、タダもんじゃありません。

企画展の会場では、5月26日『R1友の会』(←絶対にそんな会合ではなかったと思いますが、、、)で知り合った『すらっしゅ』さんと出逢います。お一人でお見えで、各展示物を丁寧にご覧になってました。。。そして、、、またしても、お名前伺い忘れました。。。いい加減、『すらっしゅ』『wasabi』と呼び合うのもねぇ、、、また今度、是非。。。

そろそろ、真打ち登場か?と、、、首長竜になって会場を見回しますと、、、

いやがった。。。

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歴代PLの遺影(ウソです、、、すみんません)の前で、ひたすらメモと写真を取り捲る素敵女子2名。。。そのネタ、、、いくらで売れるんデスカ?

そんな彼女達が、明日の主役です。。。

                 ...このシリーズは続きます。

ヤマハRシリーズ10周年企画展~素敵女子編~

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さて、昨日の続きです。

yasuさんがレジをスルーし(しつこい、、、)そろそろ帰ろうか、というころ、、、熱心にパネルの写真を撮り捲る素敵女子を発見。。。この日、3組目のお客様にして、メインゲストでもある、咲良さんとあか。さんです。

東京でR1にお乗りのお二人、、、咲良さんが初代R1、そして、あか。さんが4代目('05)R1のオーナーです。お二人とはこれまた5月26日の『R1友の会』(だからチガウ、、、)で初めてお会いして以来、ブログでお付き合いさせていただいていますが、この日はRシリーズの10周年のお祝いに、はるばる磐田まで来てくださいました。。。感謝です。

当初、密着マークであれこれご説明を、、、とも、思いましたが、、、そこは、ライター&ハッピークリエイターのお二人ですから、むさくるしい40男の講釈より、独自目線で取材いただいたほうが、はるかに他の皆様の琴線に触れるものができるだろうと、、、少し遠慮して、、、遠巻きに見守ります。。。いえ、あまりの熱心さに引いていたわけではありません。。。(汗

そうこうしているうちに、、、

沼津からは、matyさんとメロンさんが登場です。。。打倒4発を目指しながらも、来期のレース活動に悩みを抱えるmatyさん、、、心に期するものがあってのご来場でしょうか。。。

そんなmatyさんを尻目に、、、こちらの素敵女子は、、、

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FZ6にタッチ&トライでご満悦です。。。現在お乗りのS2R1000とよく似た車格でしょうか。。。似合っていましたね。このあとの宴では、あか。さんから『やいこ』と命名されていたそうです。。。似ているんでしょうか?wasabiはわかりません。。。

さて、、、企画展コーナーの素敵女子たちは、、、まだ、取材中ですので、matyさんとメロンさんと、この日2度目のプラザカフェへ、、、そこではmatyさんの来期への思いを伺い、、、何とかお力になりたいと思いながらも、、、やはり、最後の決断はmatyさんご本人にゆだねるしかないのです。。。

そうそう、、、matyさん、、、10/27のFISCO最終戦は、、、凄いのが出てきますよ。。。おそらくNPです。。。頑張ってください。応援してます。どちらも。。。

さて、そろそろ閉館か、、、という時間になって、素敵女子たちがカフェに戻ってきました。ひとしきり企画展を取材した後は、ご自分達の写真撮影であれやこれやと工夫されていた模様。。。さすが、抜かりありません。

ここで咲良さんの名刺を頂戴し、あか。さんのお名前をようやく伺います。。。全然、赤くありませんでした。。。当たり前です。。。matyさんのが、よっぽど赤いです。。。意味がわからなくなりました。。。

とうとう閉館、、、追い出されるまでCPにいるって、、、どうなのよ?と思いながら、伊藤館長に丁寧にご挨拶をしてCPを出ます。CPの前で東京からお越しいただいた記念に、咲良さん、あか。さんの写真を撮らせていただきました。

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奇跡的なバチピンです!JPEG L ファインでピクセル等倍でもバチピンです。。。とうとう写真の神様が舞い降りたかもしれません(爆   せっかくのバチピン、、、お顔を隠すのはもったいなかったのですが、ここは大人ですから隠させていただきますね。

このあと、お二人は磐田にお泊りということでしたので、matyさん、メロンさんとともに夕食をご一緒させていただきました。待ち合わせの磐グラロビーに現れたお二人は見事にバイク女子から素敵レディーに変身です。。。バイクにそれだけの装備を積んで来たんですね。。。驚きましたが、同時にバイクに乗ってもTPOへの気配りを忘れない。。。大切なことだと、感心しました。。。

さて、、、食事の場で展開された話題は、、、生ビールx3と芋ロックx4で、どうでもいいくらい下らない話題です。。。いいです、飲んじゃって深刻にならないくらいでちょうど。。。どこかのビーラーブログではwasabiは2杯で焼酎に逃げた、とありますが、、、3杯です。。。

たくさんの方に来ていただき、しかも美味しいお酒を飲みながら楽しい時間を過ごさせていただきました。。。事実、こんなに飲んだのは退院以来初めてです。。。おかげで足の感覚すらなくなり、ちょっとヤバイ感じでしたが。。。(爆

世界中の皆さんに愛され10周年を迎えたRシリーズ、、、その企画展示は自分の10年を振り返るものにもなりました。。。そして、10年ってやっぱり節目だなぁと思うことも、、、誰にでも原点はあるものですね。。。明日はそんな話題です。

                            また、続く。。。

ヤマハRシリーズ10周年企画展~原点、そして次の10年へ、編~

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これが、原点、、、全ての始まりでした。。。

日曜日、、、再びコミュニケーションプラザへ。

多くの友達と会い、楽しく過ごした土曜日から一転、、、ひとりで静かに、このイベントを見てみたくなって、じっくりと回ってみました。そして、今日のこの記事がこのシリーズの最終回です。

企画展に入り、エントランスで初代の3モデルを、そしてRシリーズの原点となるコンセプトボードをじっくり見たあと、ある肖像の前で足を止めます。

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初代3モデルのプロジェクトリーダー、三輪邦彦。

彼に拾われたことが全ての始まりでした。そして、その瞬間から今日に至るまで、大抵のことはどうでもよくなれました。。。それくらい、仕事だけでなく、大切なことに集中できるようになりました。。。(視野が狭いともいいます。。。)

二十歳台後半、、、何もかもに中途半端だった私に三輪がくれたもの、それは、

・・・CHANCE

・・・CHALLENGE

・・・CONFIDENCE

でした。。あっ、忘れちゃいけない、、、PRESSURE。。。

今、この瞬間のようにR1など存在しない時代、、、R1なんて名前だって、まだ無い時代ですから、三輪のプロジェクトに呼ばれたのは、、、『R1』に呼ばれた、のではなく、『三輪』に呼ばれた、という感覚でした。。。最高のスーパースポーツ???よくわからなかったけど、、、三輪に呼ばれるということは、自分的には日本代表に選ばれると等しい感覚でした。。。興奮したことを今も覚えています。。。

三輪が私たちに求めたものは『こだわり』。具体的な目標も数値も一切示された記憶がありません。ただひたすらに機能への『こだわり』を求められた記憶があります。そしてその目標も自分で決めていくことを求められました。

なのに不思議です。。。自分の中にはしっかり『世界一』にチャレンジしている、というヘンな自負がありました。。。目標は示されなかったけど、アウトプットに対しては厳しかった、という記憶があります。

当時、私がどんな仕事をしていたか、は明らかにしませんが、その『機能へのこだわり』を私は『軽量化』という言葉に置き換え、狂ったようにグラム単位の計算をしていた記憶があります。。。ものの質量が体積x比重だという当たり前のことに気が付いたのもこの頃です。。。そういえば、物事をシンプルに考える(物理現象などそんなもんです)ようになったのも、この頃からです。

果たして、、、私は当時クラスで最軽量と呼べる部品の設計に成功しました。度重なる失敗や、壊れ続ける試作品に、何一つ文句を言わず最後まで改良に付き合ってくれた製造部門の仲間や、当時の実験担当であった2代目PLの小池、今も、ともに現場で戦う仲間達には感謝の言葉も無いくらいに感謝していますし、結果として色々な方とのつながりを持てたのも、この頃のおかげだと思っています。

これが私の原点であり、かつ分岐点。。。

10周年に三輪が寄せたコメントです。

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いつしかRシリーズというブランドが出来上がり、その進化、発展が当たり前になりました。オンリー1求めていたはずが、ナンバー1を求められるようになり、重箱の隅をつつく様な競争が続く、そんな今だからこそ忘れてはいけないもの。。。それが『技術者ひとりひとりのこだわり』だと思うのです。

今、私が、当時の私と同世代の人たちに与えなければいけないもの。。。

・・・CHANCE

・・・CHALLENGE

・・・CONFIDENCE

あっ、忘れちゃいけない、、、PRESSURE。。。

三輪の言葉を噛み締め、確信しました。。。この先の10年を作るのは、、、私ではない。。。それを、しっかり手渡していくことが、私が果たすべき最大の責任。。。

もし、このイベントにお立ち寄りになることがあれば、是非読んで頂きたいのです。全てのPLといわれる者たちが、表現こそ違えど、ほぼ同じことを云っていることを。。。もちろん、口裏あわせなど無く、宗教ならば恐ろしいくらいの洗脳パワーです。。。

それを『血統』と表現してくださる方もいらっしゃいました。

絶やしてはいけないもの、、、と、受け取りました。

                          ・・・続きません。

お忙しい中、訪れて下さる全ての皆さんに心から感謝します。残念ながら、お越しいただけない方も是非、何かのイベントでお会いできることを楽しみにしています。そのときには忌憚のないご意見も覚悟の上です。会わないと、話さないと、伝わらないものがお互いあると思っています。

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