この正月休みを利用して、最近あまり読まなくなったバイク雑誌はじめ、何冊かの本を読みました。その中に、聞き捨て、ならぬ、読み捨てならない記事があったので、今日はそのことをちょっと書いてみたいと思います。
もちろん、記事の内容には賛否両論あり、書き手としては言論の自由のもと書いているだけ、あとは読者の受け取りかた次第、ってことなのでしょうが、、、それが、こと影響力のある人間の発言だったりすると、反論することのできない書かれた側の立場をどう考えるのか?ってことになってしまうのです。
なんて、ずいぶん荒々しいオープニングになってしまいましたが、、、まずは、1月1日、以下のHPに掲載されたネモケンこと根本健氏のブログ記事から、、、
http://blog.sideriver.com/kensblog/
要するに内容は
①2007年バイク界にも激動の予感、その中で日本のバイクメーカーが心配。何故ならアジア向けバイクの開発に忙しい日本のメーカーはスポーツバイクそっちのけの姿勢ばかりが見える。
②アジアの工場の稼動に優秀な人材が流出し、国内の企画力も開発力も低下している。
③上場企業の経営者は株主への利益還元を優先していて、そういうメーカーから夢のある大人のスポーツバイクの登場は望めない。
というもの。
本当にそうだろうか。。。本当にそこまで悲しい話になっているとは思い難いが、、、
事実はどうあれ、この記事の問題は特に要点の②③の部分が裏づけのある取材をもとにして書かれているとは考えられない点なのです。①の部分は氏個人の素直な感覚ですからいいとして、②③の部分は感覚では済まされず、書かれる相手先の状況をきちんと取材をして書くべき部分ではないでしょうか。日本には約4社(コンストラクターも含めればもう少し)のオートバイメーカーがあり、個性もいろいろ、、、それらを一括りにして、個人の感覚で断言的な記事を書くのは感心できません。ライダー同士の井戸端会議でなないのですから、、、もちろん、これは氏が管理するブログ調の記事ですから何書いても自由とは言えなくは無いですが、、、であれば、反論するコメント欄も必要なのでは?
根本氏くらいの知見のある方ならば、新春早々愚痴を並べ立てるのではなく、バイクを愛する大人のためにこんなスポーツバイクはいかが?なんていう提言記事だって書けたはず、、、日本のバイク業界が心配ならそうやってメーカー、ショップ、ジャーナリスト、、、そして、お客様、皆で盛り上げていくことだってできるはずなのに、、、残念でなりません。
雑誌作りも基本はモノづくり。クリエイティブな精神が必要だと思いますが、、、これでは、と本当に、先行きが不安になりましたョ。
タイミング良く(悪く)彼が主催するRC誌(wasabiはこの雑誌が大好きだった、、、)の今月号にもクリエイティビティを欠いた批判だけの日本メーカー批判があり、あー、この親にしてこの子ありか、、、と思ったものです。。(ながくなるので、その画像掲載は割愛)
と、まぁ、正月そうそう少し不愉快な気分になってしまいましたが、、、MOTOGP800cc化元年、、、V4化したHONDAなんて、自身の最も得意とするスタイルのEG形態になることで、一気にレーサーと市販車の間を埋めてくる可能性もあり、われわれSBKマニアにとっては、まだまだ目が離せない状態が続くんですけどね。。。
で、、、DUCATIに乗ってえらそうなことを言ってるwasabiですが、やはり今年は青号も復活させ、、、更にやはり4発SBKに乗りたい、なんていう、ありもしない初夢ににやけながら残り少ない冬休みを満喫しているのでありました。。。
今日の記事、、、賛否両論ありそうね。。。批判は甘んじてお受けしますので、国産バイクのあるべき姿、、、是非コメントください!
最近のコメント