シンガー・ソングライターの嘉門達夫(51)が中国・上海万博の日本産業館JALステージで29、30日にライブを行うことになり21日、大阪市内で「日中関係が良くない今こそ、上海の人に楽しんでもらう意義を強く感じています」と話した。
同館応援団長も務め、これまで同ステージで計5回ライブを行ってきたが、今回は自身のヒット曲「小市民」「鼻から牛乳」などの中国語版のほか、日本の高度経済成長期を描いた曲「明るい未来」を発展めざましい中国バージョンにリニューアルした特別版も披露。
尖閣問題をきっかけに反日運動が激化しているが、無類の万博好きとしても知られるだけに「万博は友好の場。政治的なことを言うつもりは全くありませんが、笑顔と音楽をお届けできればうれしいです」と話した。
(2010年10月22日)