鹿児島県奄美地方を襲った豪雨で、奄美市名瀬出身の歌手・中孝介（３０）＝顔写真＝も帰省中に被害に巻き込まれていたことが２１日、分かった。所属レコード会社によると、中は２３日に鹿児島県・屋久島でライブを開催するため今週初めに奄美大島に帰郷。２０日午前に、奄美南部の瀬戸内町にある知人宅に遊びに行き、一時孤立したという。
奄美地方では１８日夜から雨が降り始め、２０日午後には１時間に１３０ミリの降水量を記録。山崩れで主要幹線は寸断された。中は２１日に船便を使って帰宅。レコード会社のスタッフに携帯電話で無事を伝えたという。
中の実家には、幸い大きな被害はなかったが、ファンからの心配の声が所属事務所などに殺到。関係者を通じ「一刻も早く雨が降りやむことと、島民のみなさんの無事を願うばかりです。本土の方からもたくさんの励ましの声をいただいており、感謝しています」と本紙にコメントを寄せた。
秋雨前線の影響で発生した奄美地方の豪雨では、３人が死亡するなど、大きな被害が出ている。
(２０１０年１０月２２日)