2回、宮崎亮(左)のパンチを浴びる戎岡淳一
「東洋太平洋Lフライ級タイトルマッチ」(21日、神戸文化ホール)
王者・宮崎亮(22)=井岡=が、同級12位・戎岡淳一(29)=明石=を11回TKOで下し、初防衛に成功した。
完勝防衛だが、ちょっぴり冷や汗もかいた。8回終了後の採点発表でフルマークの大差をつけ、「油断が出た」という9回、戎岡のパンチを受けて右目まぶたをカット。焦ってリズムを崩し、ポイントを失った。
それでもすぐに立て直し、11回に強烈な左フックでレフェリーストップを呼び込んだ。「いい経験になりました」と苦笑いだが、「1試合ごとに自分は強くなっている。世界を取る自信はあります」と高らかに世界奪取を宣言した。
(2010年10月21日)