2010年10月20日
臨月突入。
2010年10月15日
本が出ました。
先週、本が出ました。
この本には全国各地に数多く存在する伝統野菜の中から、
近茶流懐石の宗家・柳原一成先生のもと、
未来へ受け継ぎたい伝統野菜67種を厳選して収めています。
伝統野菜は品種改良によって大量生産される野菜とは
一線を画する、風味、食感、香りを持ち、
栄養価も大変優れているといわれています。
一方で、伝統野菜の多くは繊細で栽培に手間がかかるため、
生産現場から姿を消しつつあるのが現状です。
市場では手に入れるのが難しい、希少価値の高いものも…。
生産者が6名しかいない野菜もありました。
食の安全や食育、地産地消への関心が高まる今。
伝統野菜に込められた生産者の想いを知り、
野菜本来の滋味を味わい親しむことは、
日本の文化を守り、次の世代へ伝えることへとつながります。
企画から始まって足掛け1年。
退職後はライターとして執筆協力させていただきました。
地方の生産者や販売、料理に携わった方にお話を伺い、
ときには実際に野菜を食して、
感じたこと、伝えたいことを綴ってみました。
伝統野菜に関する専門書や研究書はありますが、
「日本全国の伝統野菜を取り上げた」「一般のユーザー向け」
の本としては、日本初（企画段階では）だと思います。
よければ書店でお手にとってみてください。
この本で、伝統野菜をより身近に感じてもらえますように。
『近茶流宗家 柳原一成が選ぶ 日本の伝統野菜』
10/7 インフォレスト出版 159P 1575円（税込）
