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【サッカー】

内田 ラウル手本に シャルケ3―1で快勝

2010年10月22日 紙面から

◇欧州CL1次リーグ第3節

 元スペイン代表の頼れるベテランFWラウルが真価を見せつけ、チームを勝利に導いた。前半3分に先制点を挙げた後、後半13分には自身にとってCL通算70点目となる節目のゴールで追加点をマークした。1点目はFWフンテラールの巧みなスルーで抜け出し、利き足の左で確実に。2点目は左からの折り返しを右足ダイレクトで沈めた。

 国内リーグでは18チーム中16位と不振が続くシャルケ。そのうっぷん晴らしとばかりに、選手たちは得点が決まるたびに喜びを爆発させた。

 殊勲のラウルに駆け寄って歓喜の輪に加わった内田は、直前の国内リーグに続いて公式戦2戦連続のフル出場。右サイドを縦横無尽に走り回り、攻守に貢献した。翌日の「キッカー」紙の採点は3・5(5点満点で最高が1)とやや辛口だったが、相手DF2人を立て続けにかわすプレーや絶妙クロスなど、随所で持ち味を発揮した。

 試合後の内田は、開口一番「疲れた」。それでも徐々にチームにフィットしてきたようで、「慣れてきた」と充実感も口にした。「ラウルが守備もすごくしてくれるし、後ろとしては楽。あのラウルがあんなに守ってくれるんだからおれらも走らなきゃいけないと思う」と“ラウル効果”を勝因の1つに挙げた。この日の快勝をきっかけに、国内リーグでも浮上を狙う。 (ゲルゼンキルヘン浜田恵子)

 

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