中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


小川で連敗阻止

2010年10月22日 紙面から

ストイコビッチ監督(左)の見守る中、攻撃的MFのポジションでボールを追う小川(中)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

写真

 名古屋グランパスは21日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで、23日の神戸戦(ホムスタ)に向けて練習した。フォーメーション練習で攻撃的MFに入ったMF小川佳純(26)は、1−4で大敗した新潟戦(18日、東北電ス)のショックをぬぐい去り、連敗阻止を強く誓った。

 小川は、相手のDFラインで回されているボールを、DFの位置を確認しながら追った。シーズン中には珍しいフォーメーションの再確認。青空ミーティングの後、攻撃的MFの右には小川とブルザノビッチ、左にはマギヌンと中村、そのほかの9ポジションには1人ずつがついて、相手ボールの場合、前線からどうプレッシャーをかけていくのかを練習した。

 中村が出場停止となる神戸戦では、小川の先発出場が濃厚。神戸に相性がいいブルザノビッチもいるが、2日の仙台戦で今季初得点を挙げ、調子も上がっている。「前線からプレッシャーをかけることは新しい戦術ではないが、次の試合で強く意識できる」と、守備の意識付けを歓迎した。

 2位の鹿島に勝ち点8差をつけ、首位を走るグランパスは、今季まだ1度も連敗がない。だから大敗を喫しても、一気に首位の座が危うくなることはなかった。引き分けを挟んで5連勝後、0−4で川崎に敗れたが、新潟に敗れるまで5勝1敗と、敗戦を引きずることはなかった。小川は、「負けて、いい雰囲気になるチームはない。でも今季は連敗していないことが大きい」と、好調の要因を分析した。

 「1回負けて揺らぐチームではない」と、小川が話すように、優勝へ突き進む今季は、ここが違うという自信を、チーム全体が醸し出している。新潟戦の敗因も試合序盤の逸機と、ミスから招いた失点。いずれも自分たち次第で改善できると信じている。「リアクションをピッチで見せる。その意味で、神戸戦は重要な1戦になる」。前線からの守備意識も再確認し、連敗しない強さを見せつける。 (伊東朋子)

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ