野球:今季MVPの行方は?

三つ巴の様相

 ポストシーズンを盛大に終えた韓国プロ野球が、今季を締めくくる受賞イベントを行う。韓国野球委員会(KBO)は、最優秀選手(MVP)や新人王などタイトル受賞者を表彰する授賞式を25日に開催する、と21日発表した。

 MVP候補には、投手ではハンファの柳賢振(リュ・ヒョンジン)とSKの金広鉉(キム・グァンヒョン)、野手ではロッテの李大浩(イ・デホ)が挙げられている。

 柳賢振は今季、29試合連続クオリティ・スタート(QS=先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑えること)の世界新記録をマークした。また16勝、防御率1.82(1位)、奪三振187個(1位)を記録し、最下位のハンファで孤軍奮闘した。

 金広鉉は、17勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得、防御率2.37(2位)、奪三振183個(2位)と活躍し、SKの韓国シリーズ優勝の立役者となった。

 李大浩は、打率3割6分4厘、44本塁打、174安打など打撃部門7冠王を達成するという大記録を樹立した。また、9試合連続本塁打という世界新記録をマークした。

 新人王争いでは、20本塁打をマークした斗山の梁義智(ヤン・ウィジ)が有力視される中、8勝を挙げたロッテのイ・ジェゴン、5勝を挙げたネクセンのコ・ウォンジュン、13本塁打をマークしたLGのオ・ジファンが候補として挙げられている。

チョン・セヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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