呉市は21日、12年4月から一括民間委譲する方針の市交通局のバス事業について、公募の応募予定者への説明会を開いた。広島電鉄と中国ジェイアールバスの2社が参加した。
市によると、▽利用者をできるだけ切り捨てない▽職員約300人への善処▽資材調達は呉市内の業者で行う--など、市議会からの要請を説明したという。業者からの質問は、22日から4日間受け付ける。バス事業は赤字経営が続いており、市交通局の明岳周作副局長は2社参加に「ほっとした」と話していた。【矢追健介】
毎日新聞 2010年10月22日 地方版