橋下知事、１１月に韓国ソウルへ　視察テーマは「教育」

　大阪府教委は２２日、橋下徹知事が１１月３〜５日の日程で韓国・ソウルに出張すると発表した。先進的な語学教育やＩＴ教育の視察が目的で、百マス計算で知られる陰山英男立命館大教授ら教育委員も同行する。府教委によると、非常勤の教育委員の海外出張は珍しいという。

　韓国有数のエリート校、ソウル科学高校やＩＴ分野での人材育成を目指す善隣インターネット高校などを訪問する予定。また、英語以外にも中国語や日本語といった複数の外国語を履修し、毎年約５０人が米国の大学に進学する大元外国語高校も訪れる。

　視察は「雇用環境が厳しいなか、大阪の子供たちはアジア各国とも競争しなければならない」と危機感を募らせる橋下知事の発案で、中西正人教育長を含む６人の教育委員のうち５人が参加。海外の先進例を視察し、大阪の教育改革に生かしたい考えだという。