西岡カメラなんと16台!バルサを超えた
WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(34=帝拳)が「バルサ超え」の注目度に値する実力を証明する。24日の同級1位レンドール・ムンロー(30=英国)との5度目の防衛戦(東京・両国国技館)の予備検診が21日、都内で行われた。西岡は交流ある異色画家の山本集氏(70)から04年に贈られた「この道より生きる道なし」の言葉が書かれた、真っ赤なTシャツで登場。これまでも何度か着用しているそうだが「この言葉を胸に頑張って(5度目の挑戦を決意し)世界を取った。それから毎回この気持ちでいます」と真意をあらためて説明した。
初心を忘れず4連続KO防衛の日本記録を更新した王者への注目度は、欧州サッカーの名門クラブを超えた。試合を中継するWOWOWは、3D専用やウルトラスーパースロー、天井カメラなど計16台のカメラ投入を決定。これは07年8月、当時所属したFWロナウジーニョ、エトー、アンリの「黄金の3トップ」を看板に国際親善マッチで来日したバルセロナ(スペイン)-横浜戦中継の12台を上回る。通常のボクシング中継でも10台前後で、同局関係者は「西岡選手も世界トップ。あらゆる角度から余すところなく伝えたい」と力を込めた。
周囲の期待が高まっても王者は変わらず冷静だ。予備検診後の写真撮影で、隣のムンローが「コンディションは完ぺき」と、上着を脱いで筋骨隆々の上半身を誇示。それでも西岡は「体つきで勝負するわけじゃない」と笑顔でかわした。「最高の状態。試合を僕自身が楽しみにしています」とマイペースで王道を突き進む構えだ。【浜本卓也】
[2010年10月22日8時42分 紙面から]
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