◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
ドラフト1位候補の斎藤佑樹、大石達也、福井優也の3投手を擁する早大が21日、西東京市の合宿所で、指名を検討するプロ4球団と面談を行った。早大側は応武篤良監督(52)と斎藤の両親が出席。選手は同席しなかった。この日は日本ハム、阪神、広島、オリックスの順に約30分ずつ、球団の強みを猛アピールした。
異例の“企業説明会”だ。アピールタイムは30分。「ウチの強みは経営方針がハッキリしていること。監督やコーチが変わっても、揺らぐことはありません」。トップバッターを務めた日本ハム・大渕スカウトディレクターが手応えを口にした。早大OBで日本IBMを経て、新潟の県立高校教諭も務めた知性派スカウト。自らプレゼン用ソフトで作成した資料を基に、熱弁を振るった。
広島・苑田スカウト部長が「会社のバックがなく、独立採算制なのはウチだけです。斎藤君を指名する可能性? 当然あります」と胸を張れば、大石の1位指名が濃厚なオリックス・長村編成部長は「メディカルも充実していますと話をしました。ご縁がありましたら、安心してウチに預けてほしい」と訴えた。ラスト5分は斎藤の両親から質問が寄せられ、有意義な面談となったもようだ。
応武監督は「あくまで一般学生と同じ企業説明会のようなもの。ドラフト絡みの話はほとんどうかがっていない。斎藤の両親も非常に満足していた」と振り返った。22日には斎藤の1位指名を明言しているロッテ、ヤクルトなど8球団が訪問する。
阪神・菊地東日本統括スカウト「監督には『仮に大石を指名することになったら、よろしくお願いします』と話した。斎藤君のご両親には『1位指名しません。ご縁がなかったが、野球界はどこで接点があるか分からないので』と伝えました」
(2010年10月22日10時21分 スポーツ報知)