◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
◆報知新聞社後援プロボクシング リアルスピリッツ ▽東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 ○宮崎亮(11回2分37秒 TKO)戎岡淳一●(21日・神戸文化ホール)東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチは、王者でWBC同級6位、WBA同級9位の宮崎亮(22)=井岡=が11回TKO勝ち。世界挑戦経験もある戎岡淳一(29)=明石=に完勝して初防衛に成功した。宮崎は12勝(7KO)3分け。陣営は同級の井岡一翔(21)に続いて来年の世界挑戦を目指す構えだ。菊地永太(24)=真正=は東洋太平洋バンタム級3位の蔡承錫(31)=韓国=に判定勝ちし、ランク入りを確実にした。
ハードパンチャーの宮崎が「世界前哨戦」で新たな一面を見せた。スピーディーな左ジャブを使いこなして戎岡を翻弄(ほんろう)。世界を見据えて早い回では倒さず、11回に左フックからレフェリーストップを呼び込み「自分でもどんどん強くなっていると感じる」と圧勝にうなずいた。
最強のライバルの存在が大きい。自身が返上した日本王座を、同学年の一翔が10日に獲得。この日、テレビ解説者として見守った一翔が「悔しいぐらい、いい試合だった」と嫉妬(しっと)心を見せれば、宮崎は「2人で世界を取るのが目標」と言い切った。
WBC王座をターゲットにする一翔に対し、狙うのはWBA王座。陣営は24日に行われる同級暫定王座決定戦(両国国技館)の視察も考えており、本人も「(元WBAミニマム級王者の)ゴンサレスとやれたら面白い」と強敵の名前を挙げた。
(2010年10月22日10時49分 スポーツ報知)