三原じゅん子氏「金八」流初質問

細川厚労相のタジタジ答弁に「やる気あんのかな」と憤慨する三原じゅん子氏

　７月の参院選で初当選した自民党の三原じゅん子議員（４６）が２１日、参院厚生労働委員会で初質問を行い、「金八先生イズム」で大臣を翻弄（ほんろう）した。

　新人では異例の５０分間というデビュー戦にも「緊張より武者震いがした」と強気。子宮頸（けい）がんワクチンの公費助成、がん患者の就労支援などを聞き「難しい言葉は使わず、早口やちっちゃい声にならないようにハキハキ話した。金八先生みたいにね」。自らは不良生徒役で出演したドラマで、俳優・武田鉄矢（６１）が演じた「金八先生」譲りの相手に分かりやすい言葉を心がけた。

　薄紫のジャケットにメガネをかけた“知的スタイル”で、細川律夫厚労相（６７）に「がんサバイバーの意味は？」「がんと診断された３人に１人は転職されていることはご存じですか」と立て続けに直球質問。細川氏は「存じません」を連発し、政務官らが代わりに答弁した。三原氏は「もっと真剣に考えてほしい」とお怒りモードだ。

　厚労省によると、ワクチン接種の公費助成を行う自治体は全体の約１割の１２６団体（７月現在）。だが、三原氏が自治体に連絡して行った独自調査では２１３団体以上。「半分しか把握してないのは怠慢だ」とバッサリ。最後まで強気を貫き初質問を終えた。

（2010年10月22日06時02分  スポーツ報知）

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