【イルクーツク(ロシア東部)=石川陽平】政府が探鉱を進めるロシア・東シベリアの3鉱区で、原油と天然ガスの豊富な埋蔵が確認されたことが22日、明らかになった。シベリア地域で日本が原油ガス田を発見したのは民間も含め初めて。3鉱区に持つ49%の権益は日本企業に譲渡し、2010年代半ばにも生産を開始する。日本は原油をパイプラインとタンカーで輸入し、中東に頼る供給源を多様化させる。
東シベリアで原油とガスが発見されたのは、イルクーツク北方のセベロ・モグジンスキーとザパドナ・ヤラクチンスキー、ボリシェチルスキーの3鉱区。事業主体の独立行政法人、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と、現地の民間企業イルクーツク石油(INK)が共同で探鉱・調査をしている。
3鉱区のうち試掘が最も進んでいるセベロ・モグジンスキー鉱区で軽質で硫黄分が少ない良質原油を確認した。今後探鉱作業が鉱区全体に広がれば5000万トン程度(約3億7000万バレル)の埋蔵量が期待できる。5億バレル以上が大型油田とされ、今回発見されたのは中規模油田に相当する。
南方の2鉱区でも今回、原油とガスの産出を確認。周辺の鉱区でも大型の油ガス田が相次ぎ確認されており、豊富な埋蔵が有望視されている。
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