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中日・吉見、7回1/3無失点!史上初2戦連続完封

2回、決勝の適時打を放つ吉見

◆ CSファイナルステージ突破に王手 ◆

 <中日2−0巨人>魂の103球だ。中日はエース・吉見一起投手(26)が7回1/3 5安打無失点の快投を見せて巨人に連勝。レギュラーシーズン1位のアドバンテージを含めて3勝0敗として、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ突破に王手をかけた。2試合連続の完封勝ちはCS、プレーオフでは両リーグ初の快挙。圧倒的な投手力を武器に、一気に3年ぶりの日本シリーズ進出を決める。

◆ 高橋だ浅尾だ!執念の盤石リレー ◆

 最後の打者・長野を浅尾が打ち取ったのを見届けて、初めて白い歯を見せた。2試合連続の完封リレー。“開幕投手”チェンがつくった流れを、右のエース・吉見がしっかりと受け継いだ。

 7回1/3 を投げて5安打無失点。「チェンがいい形でつないでくれた。あまり良くなかったけど、こういう試合は調子うんぬんじゃない。きょうは気を抜いたら負けると思っていました」という言葉通り、序盤は不安定だった。初回は先頭・脇谷の左前打から、いきなり2死三塁のピンチを招いた。続く2回は2死一、二塁。3回にも先頭打者の出塁を許した。

 4回から3イニング連続で1人の走者も許さない圧巻の投球。「何も考えていなかった」と謙遜(けんそん)したものの厳しい低めコースを突く、制球力で勝負する本来の姿で巨人打線の焦りを引き出した。落合監督は「ゼロだもんな。あの(高橋、浅尾を含む)3人で。それに尽きるんじゃないか。自分でタイムリーも打っているし」と目を細める。2回2死一、二塁では自らのバットで中前に運ぶ決勝打。CSでの投手の勝利打点は初だった。

試合結果

[ 2010年10月22日付 ]

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