「検事・鬼島平八郎」は、ABC創立60周年記念ドラマ。浜ちゃんふんする44歳の新人検事、鬼島平八郎が、ある地方検察庁に赴任し、独自の感性で事件を解決していくうちに、中央政界に潜む巨悪に迫っていくという物語だ。
浜ちゃんは俳優、●田雅功(本名)として制作発表に登壇。「44歳で検事1年目という役なので、地検にいる皆さんから見ると、後輩にあたります。そのため年下の彼らから『君』づけや呼び捨てにされ、腹の中ではイラっとしながら演じています」とあいさつ。
連続ドラマに主演するのは、実に9年ぶり。「9年ぶりのドラマだという意識は、正直、あまりないのですが、『スケジュールがきついのに台本、いつ覚えんねん、ボケ』『せりふ多すぎるやろ、アホ!』っていう気持ちで頑張っています」と、浜ちゃんらしいツッコミで笑わせた。
質疑応答では、新人検事にちなんで「新人のころに体験した失敗エピソードはありますか?」という質問が飛び出した。浜ちゃんは「新人のころで強烈に(印象に)残っているのは、横山やすしさんに怒られたことです」と、やっさんとの思い出話を披露。「漫才の番組に出たんですけど、ネタが終わった後に、やすしさんから『お前らのは漫才やない。チンピラの立ち話や!』って言われて、壁にガンガン叩きつけられたのを覚えています。悲しい思い出ですね」と壮絶な新人時代のエピソードを明かした。
この日の制作発表には、浜ちゃんをはじめ、内田有紀(34)、西村雅彦(49)、石橋凌(55)、松方弘樹(68)ら豪華キャストが出席。ヒロインのエリート検事役の内田は「●田さんを『君』づけで呼べる快感はたまらないです」と笑いを誘っていた。
この日の制作発表には出席しなかったが、「謎の男」役でタレント、ビートたけし(63)が特別出演する。鬼島(●田)の前に突然、現れ、最後まで鬼島の敵か味方か分からない、物語のキーパーソンとなる。
●=さんずいにウかんむりに眉の目が貝