貝づくし定食で腹ごしらえしたあとに、鳥羽の若女将会「うめの蕾会」総会へおじゃましました。
あ、いや、私も一応会員です。
だから総会には出席しないといけないのですが、その総会前に補助犬普及協会さんの話をみんなに聞いてもらうことに。
来年度、こんな事業をツアーセンターとタイアップでする予定ですってのと、実際補助犬を受け入れるに当たってみんな躊躇しているのはナニが原因?ってことを聞いたのです。
みんなの補助犬に対する疑問をぶつけてもらって、説明をすることにより、みんなが「なるほど〜」と納得してくれます。
Q 食中毒がおこったときに、犬入れたもんでやっていわれたりしないか?
A 補助犬は9種類ものワクチンを打って、お風呂も入れて、ブラッシングもマメにして健康管理をきちんとされた動物です。それらの記録もきちんと手帳にされているのです。それらがこなせて補助犬として認められているのです。
だから、今までも補助犬が理由でという食中毒はないよ。
また、補助犬証をきちんと持っていないと補助犬とみなされないの、いくら忘れてきたと言っても、その場合は入れなくてもいいです。法律で決められています。
Q ご主人がお風呂にはいるときはどうするの?
A もちろん、お風呂場まで連れて行くことはしません。部屋に誰かがいればおとなしく待っています。ご主人もきちんと「お風呂に入ってくる」ことを言い聞かせて、「捨てられた」と思わせない限りなくことはありません。おりこうさんは一匹でも待っていられます。
Q ワンちゃんのトイレは?
A 旅館などの周りにお庭とかありますよね?その周辺でさせます。きちんとオシッコ、ウンコを袋に入れる「ウンチバンド」という画期的な便利グッズもあるので、汚さなくてすみます。ご主人がOKと言うまで用は足しませんから、お部屋ですることはありません。
Q 毛は絶対落ちないのですか?
A 落ちます。落ちにくいように、一応服などは着用していますが…。それは掃除するしかないのです。和室のお部屋だから犬を入れられないということをよく聞きますが、実は犬の毛、絨毯の方が絡んで、掃除しにくいんですよね。和室のほうがずっと掃除はしやすいです。
そんな、やり取りがどんどん出てきます。
みんな心配や、疑問があるんですよね。なかなか聞けなかったり、補助犬をこうして生で見たこと無かったら、本当にわかりませんよね。
しかしやはり、みなさん心配なのは、他のお客さんのクレームなんですよね。
いやいや、いまや一般の人たちは補助犬はみんな理解しているよ〜ってのは、通用しません。
なぜなら、最近宿泊施設に泊まる方々の中には、腑に落ちないクレームを言う人が多くなってきているのだとか。
モンスターなんちゃらってやつですね。
若女将の話を聞いていると、本当悲しくなるようなことが日常茶飯事らしいです。
さて、その中で光が見えた名案がでてきました。
犬アレルギー、犬嫌いの人たちをどうするか?
こればかりは、大きな壁です。
いくら法律で決まっているからとか、吠えたり飛びついたりしない犬よ、と言っても、ダメなものはダメだし、嫌いなものを好きになることはムリ。
方法としては、お部屋の階を離したり、犬と会わないようにするのが旅館の配慮。補助犬も館内を徘徊することもありませから、その工夫はきっとできるはず。
まず、若女将が言いました。
最近はネットで予約を入れられたり、エージェントを通してくるとなかなかお客様の情報が入りにくくて…。
食物アレルギーとかは聞くことできるのですが、犬アレルギーをこちらから聞くことってなかなかできないのです。
別の若女将が言いました
補助犬って今は法律で受け入れなくてはイケナイコトになっていますが、それがみんながみんなに浸透しているわけでもない。旅館側からホームページなどで「うちは補助犬受け入れています!」ということを主張したらどうか?しかもちょっとした補助犬の知識を語ったページなんかも作って…。
そうすれば、アレルギーの方ご自身から連絡があるかもしれません。
なるほど、じゃ、そんなページをひとつ作るから伊勢志摩の旅館がそのページにリンクできるように、共通の補助犬受け入れてますHPを作るはどうか?
という話になりました。これって出来そうじゃないですか?
ワクワクしてきましたよ〜。
|
|