犬と楽しく幸せに暮らすために
ワンダフルライフ
JKC公認訓練士
永村 正子さん
最近のペットブームで犬を飼う人が増えています。しかし、その一方で犬のしつけに悩んでいる飼い主も多いようです。そこで今回は、以前、北九州ブログの「ペット・趣味」コーナーの書き込みで紹介されたこともある訓練士・永村正子さんにお話を伺ってみました。
●犬の心を育てていく作業
結婚して犬を2匹飼いました。「この子たちをちゃんとしつけて一緒に楽しみたい」というのが、しつけ教室に通うようになったきっかけです。実際通い、一緒に頑張るうちに私も変わり、犬もどんどん変わっていきました。その過程がとても楽しくてー。やがて競技大会にも出るようになり、そして訓練士の仕事に興味を持ち始めて、資格を取得しました。
最初にしつけ教室に通い始めた愛犬ダイク号(MIX・12歳)は、福岡県の災害救助犬第1号に認定されています。
その後、2003年に独立し、『ワンダフルライフ』を立ち上げました。
犬のしつけ・トレーニングは、素直な子に育つように犬の心をそだてていく作業だと考えています。そのノウハウを飼い主さんにアドバイスするのが、私のしつけ教室の主なテーマです。何よりも大切なのは犬とのコミュニケーションづくり。ただ猫かわいがりしたのでは、わがままになってしまいます。家族という群れの中で飼い主の言うことを喜んで素直に聞くように、犬ときちんと向き合って一つひとつ教えていくことが大切だと思います。
●八幡西区金剛にレッスン場オープン
現在、毎週水曜日に小倉北区の木町公園で、土曜日に蒲生河畔公園で10時からしつけ教室を行っています。最近、八幡西区の金剛に、アジリティ(犬の障害物競走)設備を完備したレッスン場もオープンしました。
訓練を通じて犬とのコミュニケーションを深め、指示通りにできたときにはウンとほめ、犬の心を育ててあげることが大事です。よく、「うちの犬は何もできない」という飼い主さんの声を耳にしますが、どんなことも教えずにできるわけはありません。要は、どうやって教えるか。飼い主さんも犬も、そして周囲の人も気持ちよく生活できるように、正しい方法で、ちゃんと訓練することが必要なのです。
もう一つ忘れてはならないのが、飼い主のマナー。残念ながら、北九州市はとても悪いと思います。飼い主一人ひとりのマナーアップが、地域における犬の地位確立につながります。ドッグラン設立や公共の場の開放などにもつながるのではないでしょうか。
●ドッグダンスのチャンピオン
実は私と愛犬ダイク、愛犬たくみ(ボーダーコリー・8歳)は、2000年・2001年(ダイク号)、2002年・2003年(たくみ号)のドッグダンス世界チャンピオンでもあります(WCFO FALL VIDEO Competition)。国内では2004年にMK-9FScompetition第1回大会が行われ、最高得点、最高技術賞・最高芸術賞で優勝。2006年の第2回大会でも最高得点、最高芸術賞で優勝しました。
出張訓練など訓練を任されている犬たちと訓練競技会に参加することもあり、優勝や入賞をしています。また、楽しみの一環として愛犬と競技に参加する生徒さんもいらっしゃり、良い成績を収めています。
縁あって家族になった犬たちですが、10〜15年しか生活をともにすることはできません。その年月を、犬も飼い主もお互いにきちんと向き合って、楽しく幸せに過ごしていただきたい。そのお手伝いができればと思っています。
◆問合せ先 ワンダフルライフ 永村 正子さん
TEL 090-1192-2172
Mail ma_chan18@yahoo.co.jp
(取材を終えて)
私も犬が大好きです。ただ、かわいがるばかりで、つい甘やかしてしまう傾向にあります。それは飼い主にとっても犬にとっても、また周りにいるかもしれない犬が苦手な人たちにとっても、決していいことではないと再認識しました。犬のしつけも子育てと同じ。犬の心を育て、飼い主との良い関係を築くためには、しなければならないこと、してはいけないことをきちんと教える必要があるんですね。ちなみに、ダイク号が引退して、今、北九州には災害救助犬がいないそうです。永村さんは現在、2頭目の災害救助犬の育成に励んでいるそうです。頑張ってくださいね!
2007/02/21(08:02) カテゴリ:
dog コメント(28) | トラックバック(0)
この記事に対するコメント
アジリティ、行くよ〜。(楽しみぃ)
広い場所で思いっきり走りたい、と我が家のワンコもいってます。金剛に遊びに行きますね!!
チワワもちゃんとアジリティできるんですね!(上の写真で飛んでます!)
早速のコメントありがとうございます!
バゥさんへ
ぜひいらして下さいね!!
お待ちしています♪
ミニーさんへ
都会に住んでいるとなかなか
思いっきり走ることはできませんね。
そして、ただ自由気ままに走らせるのではなく、そこに飼い主との
一緒の喜びがあれば犬はもっと
嬉しいはず!
遊びに来てください♪
チワワさんへ
もちろんチワワでもアジリティはできます。
ちっちゃな体で障害を乗り越えていく姿に飼い主さんは心から喜んでくれます。
その愛情に犬はまた応えたいと思いがんばります。
ただ、むやみやたらに・・・ではちっちゃな体は壊れてしまいます。ちっちゃな子にはちっちゃな子にあった練習方法をしなければいけません。
犬と一緒に充実した楽しい生活をしたい!そのためには飼い主も犬もマナーを守る事が大切!
ワンダフル〜でしつけ習いたいですゞ
金剛はちょっと遠そうだけどいつか行ってみたいと思います(^-^)
お隣の大都市は官主導、我がふるさとは民主導と言うところが勝ってますね。ワンコ好きみんなで盛り上げましょうよ。
盲導犬、介助犬などの圧倒的な不足がいわれていますが、彼らは犬ヒエラルキーのトップです。彼らが数多く存在する社会では、普通且つ大多数のワンコの教育レベルが底上げされていなくてはなりません。獣医師会さん、ペットフードやさん、そのたワンコで生活の糧を得ている皆さん。北九州にもっと沢山のDRが出来るように努力しませんか。
私は今まで、1度もペットを飼ったことがありません。
ペットは、家族の一員なんですね。私もそろそろペットを飼っていいかなと思いました。
目指せワイマさんへ
犬ときちんと向き合う、ということは楽しい事ばかりではありません。
子犬の時代は手はかかるし、老犬になれば介護も必要。
そう考えると「犬と一緒に充実した楽しい生活」を送れるのはほんのわずかな年月かもしれませんね。
でも、そんな全部をひっくるめて
一緒に生きている過程を楽しみたいものです。
えらいさんへ
一人一人が責任と意識を持つことで、もっともっと変われる気がします。
皆さんでがんばりましょう。
目を覚ましてさんへ
盲導犬や介助犬、警察犬や災害救助犬ETC・・は、もちろん特別な訓練を受けた犬で、素晴らしい犬達です。
でも、彼らだけが犬階級のトップではないと私は思っています。
彼らのように人の為に働く犬たちも、そこに一緒にいるパートナー(人)との信頼関係、絆があるからこそがんばれます。
家庭で暮らしてる犬たちも、飼い主の心を癒し、一緒に人生を楽しみ、立派に番犬の仕事をする。そんなパートナーであれば、家庭犬としてトップクラスの立派な犬だと思います。
先日市の管理センターの方とお話をする機会がありましたが、相変わらず多くの不幸な犬たちが持ち込まれている現実。
犬と人が、いいパートナーになれるよう私たち訓練士ももっともっと皆さんが受け入れやすい立場になるよう努力したいと思います。
どこの公園でも血統書つきのお高そうな犬ばかり。でも、飼い主さん、ウンチの始末はしっかりしててくださいネ。折角のワンコファンを失います。
マンションで犬と同居するようになって、外飼いよりカワイさが倍増しました。ともなって、犬アレルギーの人のために躾の大切さも痛感しています。永村さんのような方にたくさん活躍してもらえる北九州市にしたいですね。
スルナ、ヤルナ、の看板ばかり建てずに、街の真ん中に犬の走れる場所くらい造らんね。公園課さん。
犬を連れて歩くと「イヌ、コワイ」と逃げる幼児がいます。どんな怖い目にあったんだろうと思うのと同時に、親御さんは、動物は可愛がるって育て方ができなかぁたんだろうかと悲しくなります。
イヌ=怖い、の遺伝子が組み込まれているのかな。
なんと、ワンコを虐待してる人の多いこと!一日中つなぎっぱなし、寒い夜もほったらかし。これじゃワンコもオツムがおかしくなります。生き物皆兄弟で行きましょう。
今日行ってきましたよ。ドッグダンス、災害救助犬のデモンストレーション、犬との呼吸ピッタリで目を見張りました。アジリティーもいろいろあって楽しかった!また行きますね。
災害救助犬、盲導犬、介助犬とありますが犬種はすべて違うのでしょうか?
詳しくは分かりませんが犬の特性によって向き不向きがあるから違うのではないでしょうか?
参考になるかどうか分かりませんが、日本補助犬協会のHPに各補助犬の説明が書いていましたよ。
ちょっと質問とは違う内容かな?
<アレックスさんへ>
ペットもいろいろですね(^-^)
その中でも、犬は人と共存して生きられるペットです。
だけど、きちんと躾け、育てていくのは結構大変です。
がんばって下さい(^-^)/
<フンさんへ>
そのとおりですね!
飼い主さんのマナーが一番大切です。
<距離感さんへ>
愛犬が、この人間社会で上手に
犬も人もストレスのかからないように生きていくために、飼い主さんは「かわいい」だけでなく、愛犬にたくさんの事を教えていかなくてはいけないと思います。
皆さんが、その努力を惜しまない飼い主さんであって欲しいです。
<勝山公園さんへ>
マナーの良いわんちゃんがもっともっと増えればきっと行政も耳を傾けるのでは?
公園課のお答えはどうでしょうか?(笑)
<幼児さんへ>
本当に犬の苦手な子もいると思うし、
また、おもしろ半分の子もいると思います(笑)
ただ、私から見ると、簡単に知らないワンちゃんに近づいたり、飼い主に断りもなく、触ろうとする子の方が危険です。
親御さんは、そういうことのないように子供さんに教えて欲しいなと思います。
<生き物みな兄弟さんへ>
そうですね。
飼われていながらかなしい思いをしている犬達もいるかもしれませんね。
でも、犬たちは、きっと、飼い主を信じ、飼い主のぬくもりを待ってると思います。
<こうチャンさんへ>
日曜は、いらして頂きありがとうございました♪
楽しく過ごして頂けて良かったです!!
<教えて下さいさんへ>
犬種はもちろん違います。
血統書付き、雑種関係なく
どんな子でもなれる可能性はありますが、性格や、性能など、向き不向きはもちろんあります。
僕も行きますネ。
わたしも行っていいですかぁ〜。
TV局のお姉さんも自分の愛犬を連れて行くって言ってたぁ〜。
犬のしつけて大事ですよね。でもそれ以上に飼い主のマナーが大切と思います。毎朝家の前に必ずある犬のフン。かんべんしてよ〜と毎朝水を流しています。皆さんちゃんと処理しましょうね。
momoさん。そんな人は自分のシモの始末も出来ない人でしょうね。
わたしもワンコ大好き人間なんですけど、その種のヒトは手に負えないです。お怒りはよく分かります。やっぱり現行犯を押さえて「○×△◇」でしょうね。
民間の駐車違反取締り係りがいるでしょ。民間のウンチ取り締り係りを作りましょ。●迷惑を被っている人が、ウンチ現行犯の写真を撮る→ウンチ取り締まり会社に送る→写真を元にウンチ犯を捜索する→発見したら違反キップを切る→違反者は反則金を納付する→お金は盲導犬などの育成に目的的に使う。ハイ、以上です。
公園の犬の糞本当に困りますね。リードを付けずに散歩してるの良く見かけるけどそんな犬はどこに糞をするか飼い主さんも見落としてしまうし、犬嫌いな人もいるのでちゃんとリード付けて散歩した方がいいと思います。不思議ですね我が子(犬)の糞は汚くも臭くもないのでちゃんと拾えますよ。
フンは絶対拾います。ホッタラかしのフンを見ると悲しくなりますね。どこかの国では、犬用のフン箱とティッシュを用意していると聞いたことがあります。
コメント遅くなりました<(_ _)>
行きますさん 私さんへ
ぜひ いらして下さい(笑)
momoさん プンプンさん うんち係りさん レオンくん 臭いさんへ
飼い犬のウンチを飼い主が始末するのは当たり前!のはずなのに
それをできない飼い主のなんと多いことか。
飼い主としてのマナーやルールが守れない人には、犬にルールやマナーを教えることはできません(T_T)
私も落ちてるフンを見るたび哀しく、「なってないな〜!」と嘆きながら仕方なく拾って帰ります。
機会があればレッスンに参加したいです。
是非、そちらに連れて行きたいと思うのですが、金曜日などの平日は施設は開いてるのでしょうか?
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