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無罪の請負人、小沢氏の主任弁護人に 村木厚子氏も担当

2010年10月20日7時0分

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写真:弘中惇一郎弁護士弘中惇一郎弁護士

 検察審査会から「起訴議決」を受けた民主党の小沢一郎・元代表が、強制的に起訴された場合の主任弁護人に、弘中惇一郎弁護士が就任する方針であることがわかった。起訴内容を徹底的に争う方針とみられる。

 弘中氏は、郵便不正事件で9月に無罪判決を受けて確定した村木厚子・厚生労働省元局長の弁護人を務めるなど、刑事弁護のプロとして知られる。米ロサンゼルスでの妻殺害事件でも故・三浦和義氏を無罪に導いたほか、ライブドア元社長・堀江貴文被告の粉飾決算事件の上告審なども担当している。

 小沢氏の弁護団はこれまで、元東京高検検事長の則定衛弁護士が中心だった。則定弁護士は今後、すでに起訴されている小沢氏の元秘書らの弁護団との調整役などを担うとみられる。

 小沢氏が起訴される見通しなのは、資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金収支報告書にうその記載をしたとする政治資金規正法違反の罪。東京地検特捜部は元秘書3人を起訴し、小沢氏は不起訴としたが、東京第五検察審査会が「起訴議決」をし、今月4日に公表した。

 小沢氏側は「起訴議決は無効だ」とする行政訴訟を15日に東京地裁に提起。議決の執行停止と、関連する手続きの仮の差し止めは、18日に却下された。20日午後に東京高裁に即時抗告する方針だが、判断が変わらなければ強制起訴に向けた手続きが進む。

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