NHK杯女子SP選手コメント
浅田「明日は自分の演技をしたい」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ初戦のNHK杯が10月22日に名古屋の日本ガイシアリーナで開幕し、女子シングルの浅田真央(中京大)はショートプログラム(SP)でジャンプのミスが相次ぎ47.95点で8位と出遅れた。シニアのGPシリーズ初戦を迎えた村上佳菜子(中京大中京高)は56.10点で2位につけ好スタートを切った。首位は57.27点を獲得したカロリーナ・コストナー(イタリア) 、3位は53.69点のレイチェル・フラット(米国)。女子シングルのフリースケーティングは翌23日に同会場で行われる。
以下は上位3選手と日本人選手のコメント。
■浅田真央「明日は自分の演技をしたい」
――「まだまだ100パーセントではない」と言っていたが
いつもは練習で100パーセントの状態にして試合に臨んでいるが、まだいい状態でないまま試合に臨んでいる。それが試合に出ている。
――SPで8位だが、明日はどう臨むか
点数や8位ということよりも、自分の演技ができなかった事で頭がいっぱい。明日は自分の演技をしたい。
■カロリーナ・コストナー「自分の演技を楽しみたい」
――今日のSPについて
ここで滑れたことがまずうれしい。今晩は楽しんで滑ることができた。プログラムも初戦の割にはいい演技だったと自分では納得している。
――今季からスパイラルがなくなり、時間が増えたことについて
見る側からすると、女子シングルのスパイラルはすごく美しいと思うが、選手としては、スパイラルがなくなったことで落ち着いて一つひとつのエレメンツをする余裕が出てきたと思う。
――明日(23日)のフリースケーティングへの意気込み
明日は新しい別の日なので、またゼロからのスタートだと思う。集中して今日と同じように自分の演技を楽しみたい。
■村上佳菜子「すごく楽しくできた」
――今日のSPについて
すごく緊張していて、足が浮いた感じであまり感覚がないけれど、いつも通りできてよかった。お客さんがのってくれたので、すごく楽しくできた。
――初のシニアGPでプレッシャーはなかったか
プレッシャーはあまりなかったが、いつもよりもっと集中してやらなくてはいけなかった。お客さんが手拍子をしてくれて、試合という感じがしなくて楽しかった。
――今季からスパイラルがなくなり、時間が増えたことについて
楽になるかと思ったが、曲自体もアップテンポで、スピンもすごく難しくなったので、逆に大変になったかなと思う。
――シニア初めてのGPの試合は長かったか
お客さんものってくれて楽しかったので、すごく短く感じた。SPはいつも長く感じるのだけど、すごく短かった。
――明日(23日)のフリースケーティングへの意気込み
今日はすごく緊張してしまったのだけど、この緊張に今日で慣れたと思うので、明日はもっと気楽に、いつも通りできたらいいなと思う。
――SPで2位につけたことについて
表彰台に乗るという目標にちょっと近づけたと思うけれど、ここで油断して中部ブロック(中部フィギュアスケート選手権)のときみたいに失敗しちゃうといけないので、心を入れ替えて、明日はまたしっかり頑張りたい。
■レイチェル・フラット「日本での大会全部を楽しみたい」
――今日のSPについて
滑りはすごくワクワクしたし、演技についても満足している。残念だったのは、練習してきた3回転−3回転がうまく決まらなかったこと。
――今季からスパイラルがなくなり、時間が増えたことについて
技術的な側面から言うと、スパイラルがなくなるのはスコアの面で3〜4ポイントなくなるのでどうなるかと思った。でも振り付けに集中でき、プログラムに厚みを持たせることができると思う。一息つく余裕も出てきた。
――明日(23日)のフリースケーティングへの意気込み
とにかく楽しみ。国際試合でロングプログラム(フリースケーティングのこと)の初披ろうとなるし、とても充実した内容になっている。日本での大会全部を楽しみたい。
<了>
・NHK杯女子シングル・ショートプログラム結果 (2010/10/22)
・NHK杯ペア・ショートプログラム結果 (2010/10/22)
・NHK杯アイスダンス・ショートダンス結果 (2010/10/22)