2010年8月25日 11時32分 更新:8月25日 13時27分
25日の東京株式市場は、円高や前日の米株安を嫌気して、輸出関連株を中心に続落し、日経平均株価は一時、前日終値比で106円安の8888円と2日連続で年初来安値を更新した。取引時間中に8900円を下回るのは、約1年4カ月ぶり。ただ、その後は下げ幅をやや縮小し、午後0時40分時点は46円43銭安の8948円71銭。
円高を受けて、主力の輸出関連株は、採算悪化懸念から売りが先行し、トヨタ自動車やシャープが年初来安値を更新した。
また、25日の東京債券市場は、株価下落を受けて、安全資産とされる国債が買われ、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時、前日比0.015%低い0.895%まで低下し、03年8月以来7年ぶりに0.9%を割り込んだ。【清水憲司、田所柳子】