神戸・高2刺殺 現場近く側溝にナイフ DNA型一致
産経新聞 10月11日(月)7時56分配信
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神戸・高2男子殺害事件 現場付近に供えられた花束=6日午後、神戸市北区筑紫が丘(甘利慈撮影)(写真:産経新聞) |
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捜査本部によると、ナイフは長さ約20センチで、10日午前10時40分ごろ、現場近くの住民が清掃の際に側溝で発見。付着した血痕を鑑定したところ、堤さんのDNA型と一致した。捜査関係者によると、堤さんは頭や首、背中にかけて7〜8カ所を刺されており、深さ約8センチの首の刺し傷が致命傷とみられる。このうち、頭蓋(ずがい)骨には刃物をはじき返したような傷があったことが判明。両手には男と争った際にできたとみられる傷も確認された。捜査本部は男がまず刃物で頭を狙った上、抵抗する堤さんの首や背中を執拗(しつよう)に刺したとみている。
調べでは、堤さんは4日午後10時ごろ、知人の中学3年の女子生徒(15)と座って話し込んでいた。その後2人の前を男が通り過ぎ、約10メートル離れた車止めに座って2人を見つめていた。男は20〜30歳で堤さんらとは面識がなかったという。「気持ち悪い」という女子生徒に対し、堤さんは「そうやな」と答えた。
事件が起きたのは約30〜40分後で、堤さんは女子生徒に逃げるように指示し、心配になった女子生徒が数分後に現場に戻り、約70メートル離れた横断歩道上で倒れている堤さんを発見した。
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最終更新:10月11日(月)10時36分
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