不明99歳:住民登録に残存、職権消除 岐阜・羽島

2010年8月25日 11時57分 更新:8月25日 13時32分

 全国で高齢者の所在が不明になっている問題で、岐阜県羽島市で約16年前から行方不明になっていた男性(99)の住民登録が残っていることが分かり、市が住民票を職権消除した。関係者によると、不明の間、家族は年金約700万円や99歳の祝い金1万円を受給していたという。

 市高齢福祉課によると、男性は94年ごろから行方不明になり、95年に家族が県警に捜索願を出していた。男性の家族は今月中旬、住民登録の削除申出書を市に提出。市に対し「これまでどこかで生きていると思っていた」と話したという。【三上剛輝】

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